ホントに歩く中山道⑧(群馬横断編)

5月3日(金)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の8回目
大型連休中2回目の街道旅は、前回と違って新幹線のトラブルも無く、安中駅を9時過ぎにスタート!
日本三大奇景の妙義山を眺めつつ、初夏の上州路を軽快に歩く
道中「安政遠足侍マラソン大会」のお知らせがあちこちにあった
安政遠足(とおあし)とは、安政二年(1855年)安中藩主が藩士の鍛錬のためにおこなった遠足(長距離走)とのこと
この故事から、毎年5月の第二日曜日に安中から碓氷峠の熊野神社までの七里半の安政遠足侍マラソン大会が行われていて、今年は5月12日に開催されるようだ
碓氷峠でマラソン大会とは、恐れ入谷の鬼子母神である
閑話休題
順調に松井田宿を落とし、信越線の終着駅の横川で今回は終了
次回はいよいよ碓氷峠越え「母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?」

2019年5月10日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントに歩く中山道⑦(だるまさんが転んだ群馬編)

4月28日(日)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の7回目
朝8時半から歩き始めようと新幹線チケットも事前に入手して(大型連休中だから)大宮駅に向かったが、停電による上越新幹線運転見合わせにドンピシャで遭遇のアクシデント
結局、前回ゴールの高崎駅をスタートしたのが予定より2時間遅れの10時半となってしまった(こんなことなら高崎線を利用すれば良かった・・・)
ひとつ目の板鼻宿に到着したのがすでに正午過ぎ
松井田まで行く予定だったが、2時間の出遅れにより、安中駅で中途半端に時間切れ終了
連休明けに軽井沢の旅館を予約済みなので、連休中にもう一回歩いておかなければならなくなってしまった
しかも、クリップオンサングラス(眼鏡に装着するサングラス)を、山の雪溶け水で水流が早くなっている側溝にうっかり落としてしまい、なくしてしまう始末(ガックリ)
人生も街道旅も七転び八起き、今回のお土産は必然的に高崎名物の「だるまさん」

2019年5月3日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントに歩く中山道⑥(めぐりあい群馬編)

4月20日(土)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の6回目
前回ゴールの本庄宿を午前9時にスタート
浅間山を望む浅間神社で休憩していると、畑仕事をしていたおじさんが「遠足?」と話しかけてきたので「ええ、京都まで」と、しばし談笑
神流川を越え、群馬県に突入
新町宿を落とし、北藤岡駅付近の鰻屋「あかぎ」で昼食
お店のおばさんに「本庄から歩いてきたの?」「京都まで行くって?何年かけて?」などと話しかけられ、しばし談笑
烏川を渡り、倉賀野宿に到着
「倉賀野おもてなし館」という休憩所で休憩していると、スタッフの女性から「京都まで気を付けてね」などと話しかけられ、しばし談笑
地元の方から話しかけられると励みになります
皆さんありがとう!
今回は高崎宿で終了し、帰宅にはついに新幹線を投入
お土産は県民なら誰でも知っているという群馬銘菓「旅がらす」をゲット!
写真はご当地マンホールシリーズ「高崎」

2019年4月26日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(「ウエスト・サイド物語」のサントラを聴きたくなる1本)

「バイス」(公開中)


自分が推した候補者が知事選に落選して、日本の副首相は権威の失墜が懸念されているらしい

というわけでこの映画、米国の副大統領の半生を描く社会派エンターテインメント

酒癖が悪い青年チェイニーは、妻にはっぱをかけられ、政治家への道を歩み出す
魑魅魍魎が跋扈する政界を生き抜き、ついにチェイニーはジョージWブッシュの副大統領の座に就く
そして2001年9月11日、アメリカを震撼させた同時多発テロ事件が発生する
絶大な権限を行使するチェイニー
果たしてアメリカはどこへ行くのか・・・

内容はシビアなのだが映画の作りは遊び心にあふれていて、個人的にはモンティパイソンな印象を受けた
悪徳政治家と評されることが多いチェイニー氏だが、彼を一方的に非難する作りになっているわけではなく、クリスチャンベイルが複雑な役どころを見事に演じている

まだ記憶に新しいイラン戦争の内幕が赤裸々に語られるが、チェイニー本人が存命なのにもかかわらずこういう映画を作ってしまうところが驚きである


前回紹介した「女王陛下のお気に入り」よりはとっつき易いが、やはり好みが分かれる作品かもしれない
その点はご注意を!

2019年4月19日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

ホントに歩く中山道⑤(春爛漫の埼玉縦断編)

4月6日(土)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の5回目
花粉対策のためにワセリンを鼻に塗り(NHK「ためしてがってん!」より)、籠原駅をスタート!
新1万円札の肖像画に決まった渋沢栄一の生誕地である深谷宿を通過
(この日はまだそのニュースは発表されていなかったけど)
道の駅おかべで「カツ丼定食」の昼食
(「栄一も食べたネギ入りにぼうとう」でお馴染みの「にぼうとう定食」は注文せず)
岡部を越えると送電鉄塔が立ち並ぶ広大な田園地帯
風が強く、予想以上に体力を奪われ、神保原駅まで行く予定を変更して、ひとつ手前の本庄宿で今回は終了
お土産は埼玉銘菓、風が語りかけます「十万石まんじゅう」で決まり!
(「翔んで埼玉ヴァージョン」もゲットした!)
次回はいよいよ埼玉を出て群馬県に突入
写真は休憩で立ち寄った公園の桜なり

2019年4月12日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントに歩く中山道④(埼玉縦断編)

3月23日(土)


日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の4回目
前日までのぽかぽか陽気から一転、この日は風が強く、寒かったー!
前回ゴールの鴻巣駅を出発し、地名の由来となった鴻神社で旅の安全を祈願
しばらくすると荒川の土手に出る
ここは、大学1年の時に「本庄~早稲田100キロハイク」で歩いた懐かしい場所
32年前と同じようなことをしているとは、我ながら酔狂だなぁ!

土手をおりると熊谷宿である
中山道の上に建っている八木橋デパートで
名物の「五家宝(ごかぼう)」をお土産に購入(埼玉三大銘菓だそうで)

今回は籠原駅まで行って終了
次回もまだまだたっぷり埼玉である
写真は途中にあった道しるべだが、京都までは遠いなぁ

2019年3月29日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントに歩く中山道③(翔んで埼玉縦断編)

3月2日(土)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の3回目
花粉が大量に舞い散る中、前回ゴールの大宮宿を午前8時にスタート
上尾宿総鎮守の氷川鍬神社をお参りし、桶川宿にはいったところで
「手打ちうどん いしづか」で昼食
うまし!
(ホントは「翔んで埼玉」を観たばかりだったから、「山田うどん」にしようかと思っていたのだが、こちらで正解!)
桶川宿を抜け、人形のふるさと鴻巣宿で今回は終了
タイミング良く「びっくりひな祭り」開催中で、季節感ばっちりの旅だった

次回はお花見気分で熊谷あたりまで行く予定
まだまだ埼玉から出られそうにない

2019年3月22日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(桜はまだか、それなら映画でも観るか)

「女王陛下のお気に入り」(公開中)


英国がEU離脱問題で混乱している

というわけでこの映画、スペイン継承戦争下のイングランド王国の混乱(?)を描いた物語

イングランド王国のアン女王は、幼なじみの側近サラだけが「お気に入り」であった
サラの従妹を名乗って召使に採用されたアビゲイルは、自分で摘んできた薬草を通風で苦しむアン女王の足に塗って癒やし、侍女に昇格する
上流階級から没落した過去を持つアビゲイルは、惨めな今の地位から抜け出すために、さらに女王の「お気に入り」になろうとし、サラと衝突するようになる
そして・・・

イングランドとフランスの戦いの最中に繰り広げられる、女と女のおぞましい戦い
なるほど!これは戦争映画か(違うよ)
エロティックでグロテスクなシーン、暗いストーリー、独特なカメラワークなど、かなりはっきりと好き嫌いが分かれる映画ではないだろうか
そういう意味では前回ご紹介した万人受けする「グリーンブック」とは対照的な作品と言えよう
エマストーンのまさに体当たりの演技は一見の価値ありかもしれないが
個人的には「お気に入り」にはならなかった作品であった

ところで、EU離脱問題だが、いっそのこと離脱するかどうかもう一度国民投票して民意を問うてみたらどう?
大阪都構想もやるらしいから
(どちらも同じくらい実現困難な感じ)

2019年3月15日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末は花粉を避けて映画館へ)

「グリーンブック」(公開中)


スピルバーグがアカデミー賞からNetflix作品を締め出すためのルールを提案しているらしい

というわけで、Netflix映画「ローマ」を抑えてアカデミー作品賞を受賞したこの作品

舞台は黒人差別が横行していた1960年代のアメリカ
腕っぷしが強く口八丁で世の中を渡ってきたトニーも、黒人差別をする人間であった
そんな彼だったが、用心棒をしていたクラブが改装休業となり、家族の生活のために、黒人ピアニストのドンのコンサートツアーの運転手を引き受けることになる
しかもツアーの行き先は、特に黒人差別が酷いアメリカ南部だった
黒人が泊まることが出来る宿泊施設を紹介するガイド本「グリーンブック」を手に、二人の旅が始まる・・・

人種差別という重いテーマを扱いながら、絶妙なコメディに仕上がっている
がさつなように見えて実は繊細な心を持つトニーを、ヴィゴモーテンセンが魅力的に演じている
「白人目線の映画だ」という批判もあるようだが、観た人が「面白かった!」と思えばそれで良いと思う
映画ってそういうものだから(個人的見解)
偏見なしに素直に観るべき映画である

おすすめ!

ところで、「映画はなるべく映画館で観る」という主義なので、スピルバーグが言いたいことも分からないでもない
しかし、一歩間違うと彼らが大切にしている「アカデミー賞の権威」そのものを失いかねないような気もする
「日本レコード大賞」みたいに

2019年3月8日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita