金曜シネマ倶楽部(真夏のホラー映画特集)

「シャイニング」(1980年)


暑い日はホラー映画

というわけで、先週に続き今週もホラー映画

冬季には閉鎖されるホテルの管理人の職を得たジャックは、妻と息子のダニーと共に、人里離れたオーバールックホテルで生活することになる
しかし、このホテルには、閉鎖時の管理人が孤独に耐えられず家族を惨殺し自殺したという過去があった
不思議な能力「シャイニング」を持つダニーは、ホテルのなかで何かを感じる
そして、ジャックの精神が異常をきたし始める・・・

ジャック役のジャックニコルソンの狂気が爆発するこの映画
原作者のスティーブンキングはこの映画に相当不満だったようで、後年、原作に忠実なテレビドラマが作られている
そのテレビドラマも見たことがあるが、やはり、スタンリーキューブリック監督のこちらの映画版の方が映像作品としては優れている(個人的感想)
息子のダニーが突然連呼する謎のキーワード「REDRUM(レッドラム)]が解明された瞬間の怖さを体験せよ!

おすすめ!

ところで、大人になったダニーが主役の「ドクター・スリープ」という続編が2019年に作られた
ユアンマクレガーが主演で父親同様アルコール依存症の役だったのだが、もう一つという感じだった
やはりジャックニコルソンの鬼気迫る演技にはかなわないよ、ユアン
(彼、「ユアン」なんて呼ばれているのかな?)

2026年7月24日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(あなたの好きなホラー映画は?)

「オブセッション 災愛」(本日公開)


暑い日はホラー映画かな

というわけで、本日公開のこの映画

内気な青年ベアは、思いを寄せるニッキーとの距離を縮めたいが上手くいかない
そこで怪しげな「ワン・ウィッシュ・ウィロー」というおまじないに「彼女が自分のことを誰よりも愛してくれますように」という願をかける
すると突然ニッキーが・・・

「オブセッション(obsession)」とは「執着」とか「強迫観念」「妄想」という意味らしい
「アメリカで大ヒットしたロマンティックホラー」ということらしいが
B級映画感は否めない
主人公のベアにまったく感情移入できないところが厳しい
ストーリーもひとひねり欲しいところ
好き嫌いがはっきり分かれるようなそんな映画かな
まあ映画館の中は涼しいから暑さしのぎと思えば・・・

ところで
好きなホラー映画は人によってそれぞれだが
個人的には「サイコ」とか「シャイニング」かな
どっちも古いね

2026年7月17日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末、古い戦争映画を見たくなる1本)

「眼下の敵」(1957年)


昨日NHKBSで放送していたので、数十年ぶりに見た
というわけで、戦争映画の傑作をご紹介

第二次世界大戦中の南大西洋で、アメリカの駆逐艦が浮上航行中のドイツの潜水艦(Uボート)を発見し追跡を開始する
敵の追尾に気づいたUボートの艦長は潜行して魚雷で攻撃するが、駆逐艦の艦長はこれを予測して回避し爆雷で反撃する
海上と海中、お互いに目視することができない敵に対する緊迫した戦いが始まる・・・

圧倒的なリアリティと両艦長が繰り広げる心理戦がたまらない
駆逐艦の艦長役は名優ロバートミッチャム
Uボートの艦長役はクルトユンゲルス
(この人、後年「007私を愛したスパイ」で海中から潜水艦を使って世界征服を企んだ悪役を演じていて、明らかに本作品を意識した当時の制作陣の遊び心がうかがわれる)
最近の映画はやたらに上映時間が長くて閉口することが多いのだが、100分にも満たない本作は無駄なものがなくビシッと引き締まった筋肉質のような完成度である
ラストシーンのUボートの艦長のセリフは圧巻だ

おすすめ!

ところで、無人機攻撃が主流の現代の戦闘は本当に怖い
「ターミネーター」の世界も遠い未来じゃないかもしれない

2026年6月19日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(勇者ヨシヒコも嫌いじゃない)

「爆弾」(2025年)


個性的な俳優といえる佐藤二朗の原作・脚本・主演の映画「名無し」が本日公開とのこと

というわけで、そっちではなく、同氏が怪しい人物を好演したこちらの作品

軽微な事件で警察に連行された冴えない中年男性のスズキタゴサク
彼は霊感があると言い都内に仕掛けられた爆弾の存在をほのめかす
適当に話を聞いていた警察官らだったが、実際に都内で爆弾が爆発する
そして彼は二つ目の爆弾の存在をほのめかし・・・

爆弾事件を予告する男となんとか爆弾の仕掛けられた場所を聞き出そうとする警察との緊迫した会話劇が中心の意欲作
スズキタゴサクを演じる佐藤二朗が素晴らしい
第49回日本アカデミー賞で助演男優賞を受賞したらしいが、主演じゃなくて助演なの?
(主演男優賞は「国宝」の吉沢亮だから仕方ないけど)
佐藤二朗の好演(怪演?)を見るだけでも十分満足できる作品といえよう

おすすめ!

ところで、本日公開の「名無し」の方はどうなのかな?
二匹目のどじょうを狙ったというわけではないと思うけど
興行成績に興味あり
(作品に興味は無いのかよ!)

2026年5月22日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末、「オズの魔法使い」をみたくなる1本)

「ウィキッド 永遠の約束」(公開中)


Part1をこのブログで紹介したのが昨年3月14日
そのときは「パート2は見に行かないかもしれない」と書いたが、結局みてみた

悪い魔女となってオズの民衆から恐れられるエルファバ
彼女はオズの国の秘密を暴いて動物との共存を目指す
逆に民衆から愛される善い魔女となったグリンダは、エルファバとの和解を試みる
そこへ突然カンザスから少女がやってきて・・・

この「ウィキッド」という作品の肝は、「あのオズの魔法使いには隠された真実の物語があった」というところ
舞台版だと第二幕にあたる本作は、その部分が具体的に描かれる
そして「うまく作ったなぁ」と客に思わせることができたら成功という作品
だから「オズの魔法使い」を見ていないと「何なのこれ?」ということになるのでご注意を!
ただし、この作品しかも続編の本作をわざわざ映画館で観ようという客は、舞台版を観たことがある人が大半だろうから余計な心配なのだが、念のため

ところで、今シーズンからスワローズのマスコットのつば九郎が復帰するらしい
事情を知っている人が大半だろうから余計な心配なのだが、念のため
以前のつば九郎とは違うので温かく見守ってね!

2026年3月20日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(ファン必見!)

「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」(公開中)


新型コロナに罹って自宅療養中に一気見した海外ドラマ「ダウントン・アビー」(6シリーズ全52話)
本作は、その映画版の3作目で、シリーズ完結編である

1930年の夏、イギリス社交界から事実上追放される長女メアリー
悪いことは重なり、母コーラの弟ハロルドがアメリカから悪い知らせを持ってくる
そんな中、グローリー家にもその使用人たちにも世代交代の時が・・・

テレビドラマ、そして映画版2作のすべてを見ているファンにとって
この映画はもはや自分の親戚の話のような錯覚を覚えるのではないか
(2年前の第2作の紹介のときと同じだぞ!)
本作は「グランドフィナーレ」と銘打っているだけあって、まさにそれにふさわしい内容となっている
お馴染みの登場人物たちに役柄に合わせたちょうど良い分量のエピソードが散りばめられていて、ファン冥利に尽きるというやつである
個人的には、料理長のパットモアさんが助手だったデイジーにバトンを渡すシーンが最高に良かった!
同じファンの人と
「どこのシーンが良かった?」
といろいろ話をしたくなる、そんな完結編であった
シリーズのファンは必見である!
(結局、締めも第2作の紹介のときと同じだ)

ところで、上映前に「スター・ウォーズ」の新作(5月22日公開予定)の予告をやっていたが、こちらも「シリーズのファン必見」ということになるのかなぁ?
個人的には、「スター・ウォーズ」は、初期3作と「エピソード1」で
「もういいです!」ってなっているんだけど・・・
(それでも一応見るんだけどね)

2026年1月23日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(ハッピーエンドはいかがですか?)

「マイ・シークレット・サンタ」(NETFLIX配信中)


街はクリスマス一色
というわけで、この季節ならではのこの作品

突然仕事を失ったシングルマザーのテイラー
彼女は一人娘の夢を叶えるため、奇想天外な行動に出る
それは、初老の男性になりすましてリゾートホテルのサンタ役の仕事を得ることだった!?

設定が安易で展開もご都合主義
それでもそれなりに楽しめてしまうのは、主演の2人の好演のおかげか?
それともこれがクリスマスの奇跡なのか?
前回紹介した「平場の月」とは正反対の
究極のハッピーエンド映画である
何かと気忙しいこの時期、何も考えずに楽しむべし!

ところで、今年も残りわずか
2025年もハッピーエンドだったと言えたらいいね

2025年12月19日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末、朝霞台駅付近で自転車の二人乗りをしたくなるかもしれない1本)

「平場の月」(公開中)

本屋で「朝霞、新座、志木。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。」と帯に書かれていた本を見つけて買って読んだのが5年くらい前
(2020年3月13日のブログでも言及している!)


それが映画化されたというので、不安半分で観に行ってきた


離婚して地元に戻ってきた青砥は、病院の売店で須藤と再会する
中学時代、青砥は須藤に告白してふられていた
50代になって偶然再会した二人は、心地よい距離感でいろいろと語り合うことができるようになっていた
そんなとき・・・


原作の小説が好きだったので、堺雅人主演で映画化されるということで多少の不安があったが、堺演ずる青砥は(小説のイメージとは違ったが)まあまあだった
そんなことより(首相か!)、須藤を演じた井川遥が良かった!
この役はなかなか難しいのだが素晴らしかった!(個人的感想)
大人の恋愛物語、いや、おとぎ話かもしれない


50代(特に地元が東上線沿線)の人に、ぜひおすすめ!

ところで、昔好きだった人に街で偶然出会っても気付く自信はない
当然、向こうもこちらには気付かないだろう
だって、向こうはこっちを好きだったわけではないんだし
そういう意味でこの作品はおとぎ話、ファンタジーなのよ


2025年12月5日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(「熱海殺人事件」も見逃せない)

「女王蜂」(1978年)


先日、仲代達矢氏が亡くなった

というわけで、同氏の訃報には紹介されないであろうこの出演作

伊豆にある月琴の里で殺人事件が起きる
そこへ、19年前の事件の真相解明を依頼された金田一耕助が現れる
怪文書、開かずの間、心霊師など、今回もおどろおどろしい展開が繰り広げられる・・・

石坂浩二の金田一シリーズ全5作の中でもマイナーなこの作品
おそらくタイトルロールの俳優の力量不足が影響しているのかもしれない
ただ、沖雅也と伴淳三郎が良い
そして仲代氏のあの「ギョロ目」演技が観る者を惑わせる
作品としては地味だが
未見の方はお試しあれ

ところで、9年前に無名塾の「俺たちは天使じゃない」というコメディの舞台を観劇したことがある
重厚で怖いイメージがある仲代氏だが、この舞台では飄々とした演技で存分に観客を楽しませていた
ご冥福をお祈りします

2025年11月14日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(松竹じゃなくて東宝なの?)

「国宝」(公開中)


6月に公開されて、今もなお大ヒット上映中らしい
というわけで、遅ればせながら見てきた

任侠の家に生まれた喜久雄は、歌舞伎役者の家に引き取られ、歌舞伎と言う特殊な世界に飛び込む
女形としての才能を開花させる喜久雄の将来は順風満帆かに見えたが・・・

劇中で歌舞伎の舞台が展開されるのだが、見ごたえ十分である
ぜひ映画館の大きなスクリーンで見るべきである
そして何といっても、主演の吉沢亮が素晴らしい
人間国宝の女形役の田中泯の怪演ぶりも見逃せない
(彼の映画初出演作「たそがれ清兵衛」のあの役も強烈だった)
上映時間が長くてしばらく敬遠していたが
見逃さないで良かった
未見の方はお急ぎを

ところで、スワローズの今シーズンの神宮球場での試合は今日からの3連戦でおしまい
まだ「スワローズの宝」村上宗隆の実物を見たことがない人はお急ぎを
(試合には出ないかもしれないけど)
(ひょっとしたら、来年もスワローズにいたりして)

2025年9月26日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita