金曜シネマ倶楽部(勇者ヨシヒコも嫌いじゃない)

「爆弾」(2025年)


個性的な俳優といえる佐藤二朗の原作・脚本・主演の映画「名無し」が本日公開とのこと

というわけで、そっちではなく、同氏が怪しい人物を好演したこちらの作品

軽微な事件で警察に連行された冴えない中年男性のスズキタゴサク
彼は霊感があると言い都内に仕掛けられた爆弾の存在をほのめかす
適当に話を聞いていた警察官らだったが、実際に都内で爆弾が爆発する
そして彼は二つ目の爆弾の存在をほのめかし・・・

爆弾事件を予告する男となんとか爆弾の仕掛けられた場所を聞き出そうとする警察との緊迫した会話劇が中心の意欲作
スズキタゴサクを演じる佐藤二朗が素晴らしい
第49回日本アカデミー賞で助演男優賞を受賞したらしいが、主演じゃなくて助演なの?
(主演男優賞は「国宝」の吉沢亮だから仕方ないけど)
佐藤二朗の好演(怪演?)を見るだけでも十分満足できる作品といえよう

おすすめ!

ところで、本日公開の「名無し」の方はどうなのかな?
二匹目のどじょうを狙ったというわけではないと思うけど
興行成績に興味あり
(作品に興味は無いのかよ!)

2026年5月22日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末、「オズの魔法使い」をみたくなる1本)

「ウィキッド 永遠の約束」(公開中)


Part1をこのブログで紹介したのが昨年3月14日
そのときは「パート2は見に行かないかもしれない」と書いたが、結局みてみた

悪い魔女となってオズの民衆から恐れられるエルファバ
彼女はオズの国の秘密を暴いて動物との共存を目指す
逆に民衆から愛される善い魔女となったグリンダは、エルファバとの和解を試みる
そこへ突然カンザスから少女がやってきて・・・

この「ウィキッド」という作品の肝は、「あのオズの魔法使いには隠された真実の物語があった」というところ
舞台版だと第二幕にあたる本作は、その部分が具体的に描かれる
そして「うまく作ったなぁ」と客に思わせることができたら成功という作品
だから「オズの魔法使い」を見ていないと「何なのこれ?」ということになるのでご注意を!
ただし、この作品しかも続編の本作をわざわざ映画館で観ようという客は、舞台版を観たことがある人が大半だろうから余計な心配なのだが、念のため

ところで、今シーズンからスワローズのマスコットのつば九郎が復帰するらしい
事情を知っている人が大半だろうから余計な心配なのだが、念のため
以前のつば九郎とは違うので温かく見守ってね!

2026年3月20日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(ファン必見!)

「ダウントン・アビー/グランドフィナーレ」(公開中)


新型コロナに罹って自宅療養中に一気見した海外ドラマ「ダウントン・アビー」(6シリーズ全52話)
本作は、その映画版の3作目で、シリーズ完結編である

1930年の夏、イギリス社交界から事実上追放される長女メアリー
悪いことは重なり、母コーラの弟ハロルドがアメリカから悪い知らせを持ってくる
そんな中、グローリー家にもその使用人たちにも世代交代の時が・・・

テレビドラマ、そして映画版2作のすべてを見ているファンにとって
この映画はもはや自分の親戚の話のような錯覚を覚えるのではないか
(2年前の第2作の紹介のときと同じだぞ!)
本作は「グランドフィナーレ」と銘打っているだけあって、まさにそれにふさわしい内容となっている
お馴染みの登場人物たちに役柄に合わせたちょうど良い分量のエピソードが散りばめられていて、ファン冥利に尽きるというやつである
個人的には、料理長のパットモアさんが助手だったデイジーにバトンを渡すシーンが最高に良かった!
同じファンの人と
「どこのシーンが良かった?」
といろいろ話をしたくなる、そんな完結編であった
シリーズのファンは必見である!
(結局、締めも第2作の紹介のときと同じだ)

ところで、上映前に「スター・ウォーズ」の新作(5月22日公開予定)の予告をやっていたが、こちらも「シリーズのファン必見」ということになるのかなぁ?
個人的には、「スター・ウォーズ」は、初期3作と「エピソード1」で
「もういいです!」ってなっているんだけど・・・
(それでも一応見るんだけどね)

2026年1月23日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(ハッピーエンドはいかがですか?)

「マイ・シークレット・サンタ」(NETFLIX配信中)


街はクリスマス一色
というわけで、この季節ならではのこの作品

突然仕事を失ったシングルマザーのテイラー
彼女は一人娘の夢を叶えるため、奇想天外な行動に出る
それは、初老の男性になりすましてリゾートホテルのサンタ役の仕事を得ることだった!?

設定が安易で展開もご都合主義
それでもそれなりに楽しめてしまうのは、主演の2人の好演のおかげか?
それともこれがクリスマスの奇跡なのか?
前回紹介した「平場の月」とは正反対の
究極のハッピーエンド映画である
何かと気忙しいこの時期、何も考えずに楽しむべし!

ところで、今年も残りわずか
2025年もハッピーエンドだったと言えたらいいね

2025年12月19日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末、朝霞台駅付近で自転車の二人乗りをしたくなるかもしれない1本)

「平場の月」(公開中)

本屋で「朝霞、新座、志木。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。」と帯に書かれていた本を見つけて買って読んだのが5年くらい前
(2020年3月13日のブログでも言及している!)


それが映画化されたというので、不安半分で観に行ってきた


離婚して地元に戻ってきた青砥は、病院の売店で須藤と再会する
中学時代、青砥は須藤に告白してふられていた
50代になって偶然再会した二人は、心地よい距離感でいろいろと語り合うことができるようになっていた
そんなとき・・・


原作の小説が好きだったので、堺雅人主演で映画化されるということで多少の不安があったが、堺演ずる青砥は(小説のイメージとは違ったが)まあまあだった
そんなことより(首相か!)、須藤を演じた井川遥が良かった!
この役はなかなか難しいのだが素晴らしかった!(個人的感想)
大人の恋愛物語、いや、おとぎ話かもしれない


50代(特に地元が東上線沿線)の人に、ぜひおすすめ!

ところで、昔好きだった人に街で偶然出会っても気付く自信はない
当然、向こうもこちらには気付かないだろう
だって、向こうはこっちを好きだったわけではないんだし
そういう意味でこの作品はおとぎ話、ファンタジーなのよ


2025年12月5日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(「熱海殺人事件」も見逃せない)

「女王蜂」(1978年)


先日、仲代達矢氏が亡くなった

というわけで、同氏の訃報には紹介されないであろうこの出演作

伊豆にある月琴の里で殺人事件が起きる
そこへ、19年前の事件の真相解明を依頼された金田一耕助が現れる
怪文書、開かずの間、心霊師など、今回もおどろおどろしい展開が繰り広げられる・・・

石坂浩二の金田一シリーズ全5作の中でもマイナーなこの作品
おそらくタイトルロールの俳優の力量不足が影響しているのかもしれない
ただ、沖雅也と伴淳三郎が良い
そして仲代氏のあの「ギョロ目」演技が観る者を惑わせる
作品としては地味だが
未見の方はお試しあれ

ところで、9年前に無名塾の「俺たちは天使じゃない」というコメディの舞台を観劇したことがある
重厚で怖いイメージがある仲代氏だが、この舞台では飄々とした演技で存分に観客を楽しませていた
ご冥福をお祈りします

2025年11月14日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(松竹じゃなくて東宝なの?)

「国宝」(公開中)


6月に公開されて、今もなお大ヒット上映中らしい
というわけで、遅ればせながら見てきた

任侠の家に生まれた喜久雄は、歌舞伎役者の家に引き取られ、歌舞伎と言う特殊な世界に飛び込む
女形としての才能を開花させる喜久雄の将来は順風満帆かに見えたが・・・

劇中で歌舞伎の舞台が展開されるのだが、見ごたえ十分である
ぜひ映画館の大きなスクリーンで見るべきである
そして何といっても、主演の吉沢亮が素晴らしい
人間国宝の女形役の田中泯の怪演ぶりも見逃せない
(彼の映画初出演作「たそがれ清兵衛」のあの役も強烈だった)
上映時間が長くてしばらく敬遠していたが
見逃さないで良かった
未見の方はお急ぎを

ところで、スワローズの今シーズンの神宮球場での試合は今日からの3連戦でおしまい
まだ「スワローズの宝」村上宗隆の実物を見たことがない人はお急ぎを
(試合には出ないかもしれないけど)
(ひょっとしたら、来年もスワローズにいたりして)

2025年9月26日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(絶対に映画館で観るべき1本)

「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」(公開中)


「タイパ」という言葉に抵抗感がある
とはいえ、途中で早送りしたくなるかもしれないこの映画

「エンティティ」の暴走により、人類滅亡へのカウントダウンが始まる
IMFのエージェントであるイーサンとその仲間たちは、「エンティティ」の脅威に立ち向かうため実現不可能なミッションに挑む・・・

本作はシリーズ第8作目で2部構成の後編である
一昨年7月にこのブログで、前作について書いていたのでそれを引用してみると
「今回もアクション満載だが、目新しさはあまり無い」
今回もそうだね
「しかし、迫力満点なので、ぜひ映画館の大きなスクリーンで観るべきである」
今回もそのとおり
「上映時間が長いと感じるかもしれない」
まったくそのとおり
うーん、今回新たに何か付け加えることはあるかな?
そうそう、第1作に出ていた「あの人」が名誉挽回の活躍を見せるところは良かったよ
シリーズの集大成のような内容なので、これで完結なのかな?
お疲れさまでした、トム!
いやいや、まだまだやるかもしれないね、彼(現在62歳)
それこそミッションインポッシブルだね

ところで、「対パ」でもなかなか勝てないスワローズ
優勝インポッシブル・・・

2025年6月13日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(白い煙が出たね)

「2人のローマ教皇」(2019年)


新しいローマ教皇が選出されたらしい

というわけで、先代と先々代の2人のローマ教皇が主役のこの映画

教会の方針に不満を抱くベルゴリオ枢機卿が、ベネディクト教皇に辞任の意向を伝える
しかし、教会のスキャンダルの真っただ中の教皇は、改革派のベルゴリオ枢機卿の辞任は、教会への反抗ととられかねないためこれを認めようとしない
ベルゴリオ枢機卿は、直接バチカンに向かい、教皇に辞任を認めるよう直訴するが・・・

史実をヒントに作られたフィクションなのだが
「本当にそんなことがあったのかも」
と思わせるほど、良くできているストーリーである
枢機卿と教皇が教義について語り合うシーンは、会話劇として一級品だ
苦悩する教皇を演じるアンソニーホプキンスが良い
猟奇殺人犯「羊たちの沈黙」から教皇まで演じる素晴らしい俳優だ
おすすめ!
ところで、タイミングが良すぎる「教皇選挙」という映画が公開中だが
こちらも見逃せないぞ

2025年5月9日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(分かるようなタイトルにしてよ!)

「ウィキッド ふたりの魔女」(公開中)


劇団四季で2回みたことがあるミュージカル「ウィキッド」
その映画化作品というのでみてみた

オズの国の魔法使いグリンダは「西の悪い魔女が死んだ」と発表した
かつて悪い魔女はグリンダの友人だったという
なぜ友人は悪い魔女ウィキッドになったのか・・・

映画が始まってまず驚くのが、これがパート1だというタイトル文字
「うそ!」と思っても後の祭り
2部作の1作目ということだった
舞台版の前半で本作はおしまいなのだ
それで上映時間2時間40分は長いぞ!
舞台版では表現しきれない部分を存分にお見せするということなのだろうが
「ウィキッド」の世界をとことん楽しみたい人は喜ぶかもしれないが
個人的には「そこまで必要かなぁ?」と思ってしまった
舞台版を見たことがない人は楽しめるのかな?
感じ方はひとそれぞれなので、あしからず

ところで
久しぶりに舞台版をみたくなった
映画のパート2は見に行かないかもしれないけど

2025年3月14日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita