金曜みゅーじあむ

「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」(東京都美術館)
芸術の秋か
というわけで、東京都美術館で開催中のゴッホ展に行ってきた
ゴッホと言えば、独特のタッチと色使いが有名だが、初期の作品は意外と普通である(失礼!)
有名な代表作の「ひまわり」の展示はないが、ゴッホが精神を病んで療養所生活をしていた頃に描かれたという「糸杉」シリーズのひとつ「糸杉と星の見える道」を観ることができる
「糸杉」は死を象徴する木と言われており、この「糸杉」シリーズは、ゴッホが自分の死を予感していたのではないかとも言われているらしい
興味がある人は上野へ急げ!
期間は12月12日まで
ただし、時節柄、日時指定予約制なのでご注意を!
鑑賞の記念にゴッホ作品の「冷マ」(意味が分からない人はネットで調べてね)はいかが?

2021年9月24日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(スーツを新調したくなる1本)

「テーラー 人生の仕立て屋」(公開中)


久しぶりに映画館に行ってきた

というわけで、先週公開のこの映画

アテネで高級スーツを仕立てる店を営んできたニコスだったが、不況により銀行に店を差し押さえられ、屋台を使った移動式のスーツの仕立て屋を始める
しかし、路上では高級スーツはまったく売れず、窮地のニコスはウェディングドレスの注文を受ける
親しい隣人に女性服の仕立てを教えてもらいながらウェディングドレスを仕上げたニコスは、徐々に注文を増やしていき、屋台の移動式仕立て屋は成功するかに見えたが・・・

ほとんど観たことがないギリシャ映画だが、ハリウッドとは違うストーリー展開が目新しく興味深い
ただ公式ホームページの「オーダーメイドのウェディングドレスが幸せを運ぶ、極上の感動作」という宣伝文句は、ちょっと盛りすぎかな
ギリシアでは、ウェディングドレスは盛りすぎくらいが受けるらしいけど
新しいドレス、もとい、新しいスーツを仕立てで作りたくなった
そしてギリシャにも行ってみたくなる、そんな映画である

自由に旅行に行ける日が早く来ますように!

2021年9月10日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(たまには辛口の映画を)

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」(2016年)


カブールで、米軍がIS組織にドローン攻撃をしたらしい

というわけで、この映画をご紹介

英米は、ナイロビで無人偵察機を使ってテロリストを捕獲する合同軍事作戦を遂行していたが、偶然、自爆テロの決行準備をしている現場を確認する
甚大なテロ被害を未然に防ぐため、無人攻撃機による爆撃に作戦を変更してミサイルの発射準備に入るが、目標近くに一人の少女が現れて路上でパンを売り始める
少女を犠牲にしてでも爆撃してテロを防止すべきと主張する軍人
民間人の巻き添え犠牲を出したくない政治家
実際にミサイルの発射ボタンを押すことになる兵士
結局、彼らがとった行動とは?
そして、その結末は?

戦地から遠く離れた場所で、無人偵察機からの映像を見て、無人攻撃機によって爆撃をするという現代の戦争の実体を如実に描く意欲作である
実際にこのような作戦が世界の各地で行われているのだと思うと、ただただ恐ろしい限りである
先日の米軍のISへの報復攻撃でも、民間人が犠牲になっているという
観終わったあと、いろいろと考えさせられる映画である
体調の良いときに観るべし
そして、いろいろと考えるべし

2021年9月3日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita