金曜シネマ倶楽部(ABBAは良いよね!)

「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」(公開中)

 

あの伝説のグループABBA(アバ)が、35年ぶりに4人で新曲をレコーディングしたらしい

 

というわけで、そのABBAの曲をもとに作られたミュージカル「マンマ・ミーア!」の映画版の続編である

 

母ドナの夢だったホテルを完成させた娘のソフィ
そのホテルのオープニング直前にソフィは自分が妊娠していることに気づく
「母のドナは、どのようにして自分を産んだのか?」
ソフィは、自分を一人で育てたドナと自分を重ね合わせる
そして、懐かしい人々と再会したソフィが、子の洗礼式で出会ったのは・・・

 

前作から10年ぶりの続編である
前作は既に大人気だった舞台を映画化したものだったが、本作は、完全オリジナル映画である

 

若き日のドナが、どのようにしてサム・ハリー・ビルの3人と出会い、どのようにして一人でソフィを育てるようになったのかという過去の物語と、現在とが交互に描かれるという「ゴッドファーザーPart2」方式でストーリーは進む
この若き日のドナを演じるリリージェームズが素晴らしい!
みずみずしく、躍動感があり、行動的で、まさしく「ダンシング・クィーン」である!
他の登場人物の若き日を演じる役者たちも、「よく見つけてきたなぁ」と感心するほどぴったりで違和感がない

 

ABBAの楽曲の素晴らしさを再認識させ、「最高にハッピーなミュージカル!」に偽りなしのご機嫌な映画である

 

おすすめ!

 

久しぶりに舞台版が観たくなった
劇団四季さん、よろしくお願いします!

 

 

2018年8月31日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(途中で席を立たないでね)

「カメラを止めるな!」(公開中)

 

ニコンが生産をやめていたミラーレスカメラの生産を再開するらしい

 

というわけでこちらは、「デジタルカメラの生産を止めるな」ではなく「映画撮影のカメラを止めるな」という意味の映画(まあ、そんな勘違いは絶対しないけどね)

 

郊外の廃屋でゾンビ映画の撮影があり、異常なほどにリアルな映像を求める監督の指示に戸惑う俳優たち
しかし、そこに本物のゾンビが現れて・・・

 

いろいろな意味で話題になっているこの映画
「事前に何の情報も入れないで観た方が良い」と言われているが、昨今のワイドショーやインターネットニュースを見たりしていると、嫌でも「ネタバレ」に遭遇してしまいかねない
運良く何の情報もなく観ることができれば
「なるほど、うまく作った映画だなぁ」
と感心すること大である
仮に「ネタバレ」を知ってしまっていても、観て損はないかな?
(当然、個人の好みの問題だが)

 

おすすめ!

 

ただ、注意して紹介しているつもりだが、このブログ自体が「ネタバレ」になっていないかがちょっと心配

 

 

2018年8月24日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(高校野球も良いけど、映画もね!)

「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(公開中)

 

警察が見つけられなかったのに、たった30分で行方不明児を探し出したスーパーボランティアの尾畠さんはすごいね!

 

というわけで、こちらも「不可能な作戦を完遂する話」だけど作り物の方

 

イーサンハントと彼のチームは、ウラニウムを奪い返すため・・・

 

「ストーリーはどうでも良いよ、とにかくトムクルーズが大暴れ!」
という映画である
スタントを自らこなすトムの暴れっぷりは、確かにすごい!
彼は、この映画のために、ヘリコプターの操縦ライセンスも取得したらしい
どうやら、昨年出演した「バリー・シール/アメリカをはめた男」の撮影事故でヘリコプターの操縦士が亡くなったのだが、「そんなに危ないのなら、他人には任せておけない」ということでライセンスを取ったらしい(という噂)

 

トムクルーズよ、どこへ行く?

 

暑くて何も考えたくない時にはぴったりの映画である
おすすめ!

 

ところで、大失態の大阪府警に提案
富田林署から逃げた男も尾畠さんに探してもらえば?

2018年8月17日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜みゅーじあむ(夏休みは博物館へ行こう!)

「縄文-1万年の美の鼓動」(開催中)

 

先月「縄文にハマる人々」という映画が公開されるなど、今、「縄文ブーム」なのだという

 

ということで、東京国立博物館で開催中の縄文展を観に行ってきた

 

およそ1万3千年前から約1万年続いた縄文時代
その時代の土器、石器、装身具や土偶などの儀礼道具などが展示されている
実は、大学時代に考古学研究会というサークルに入っていて、同会の「縄文勉強会」に所属していたという経歴を持っているのだが、麻雀ばかりしていて勉強会にはまったく参加していなかったので、縄文については素人同然である(お恥ずかしい限り・・・)
そういった素人でも、火焔型土器の造形の素晴らしさには感嘆する
そう言えば、縄文土器を作るというサークルの行事(きちんと藁を使って焼いたりしていたなぁ)も、サボってアルバイトに行ったことを30年ぶりに思いだした
「参加しておけば良かったなぁ」と思ってみても、後の祭り

 

「縄文展を観に行けば良かったなぁ」と悔いを残さないように
興味のある人は上野へ急げ!
期間は9月2日まで

 

しばし暑さを忘れ、縄文人の美意識を堪能してみてはいかが?

2018年8月10日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末は涼しい映画館で過ごしてみてはいかが?)

「ウインド・リバー」(公開中)

 

最近「生命に関わる猛暑」というフレーズをよく耳にする

 

というわけで、こちらは「生命に関わる酷寒」の地が舞台の作品

 

ワイオミング州のウインド・リバーは、いわゆるネイティブアメリカンが暮らしている辺境の地
その雪深い山岳地帯でネイティブアメリカンの少女が遺体で発見される
現場に派遣されたFBI捜査官のジェーンは、慣れない土地と慣れない気候に戸惑い
地元のベテランハンターで、遺体の発見者でもあるコリーに捜査の協力を依頼する
しかし、このコリーは心に大きな傷を負っていた
そして事件の真相が明らかになったとき、コリーは・・・

 

ネイティブアメリカンの保留地がほぼ無法地帯であるという驚愕の事実を描く衝撃作
子を失った親の苦しみが観る者の心に突き刺さり、この映画のテーマは重い
しかし、雄大で厳しい自然とそこに半ば追いやられるようにして生きている人々の姿に心を打たれる
ストーリー展開もうまく、上質なクライムサスペンスという宣伝文句に偽りはない佳作である

 

おすすめ!

 

ところで、本作で孤高のハンターのコリー役を好演しているジェレミーレナーだが、
彼は本日公開の「ミッション:インポッシブル」シリーズでもお馴染みの俳優だ
(最新作には出ていなようだが)
まぁどうでも良いんだけど、「生命に関わるスタント」を自分でこなそうとするトムクルーズのジャッキーチェン化がちょっと心配

2018年8月3日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita