金曜シネマ倶楽部(週末、ゆで卵を食べたくなるかもしれない1本)

「シェイプ・オブ・ウォーター」(公開中)

 

先日、第90回アカデミー賞が発表された

というわけでこの作品、栄えある作品賞に輝いた映画である

イライザは、幼い頃に声帯を失い、声を出せなかった
彼女は、政府の研究所で清掃婦として働いていたが、ある日、研究所に運び込まれた不思議な生き物に出会う
アマゾンで捕獲されたその生き物は、イライザの手話を理解し、二人は次第に意思を通わせるようになる
しかし、その生き物を生体解剖することが決まり、イライザは彼を逃がすことを決意する
そして・・・

 

米ソが激しく対立し、また、人種差別が激しかった1960年代のボルチモアが舞台
差別や偏見の中、障害をもつイライザが自分の気持ちに正直に生きようとするひたむきな姿勢が胸を打つ
「美女と野獣」の大人版といううがった見方もできるが、ハリウッド的なおとぎ話を期待すると見事に裏切られる(良い意味で)

一見の価値ありの映画である

 

ところで、昨年は作品賞発表で史上最大の大チョンボをやらかしたアカデミー賞だが、
今年も昨年と同じウォーレンベイティとフェイダナウェイにプレゼンターをやらせるところはさすがである
ウォーレンの「みなさんにまた会えて光栄です」というコメントも

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2018年3月9日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(デビュー作の「ハリーの災難」が観たくなる1本)

「あなたの旅立ち、綴ります」(公開中)

 

3月に入って会社説明会が解禁になり、就職活動も本格化とのこと

というわけでこの作品、就活ではなく風変わりな終活を描いたコメディ映画である

 

かつてビジネスで成功した老婦人のハリエットは孤独であった
ある日、新聞の訃報記事に目がとまり、生前に自分の訃報記事を作成しておこうと思い立つ
ハリエットから依頼を受けた新聞記者のアンは取材を始めるが、ハリエットのことを良く言う人間はひとりもいなかった
素っ気ない訃報記事を渡されたハリエットはアンを責めるが、アンから「あなたのこれまでの生き方が悪い」と反論される
そこでハリエットは、
①家族や友人に愛される
②同僚から尊敬される
③誰かの人生に影響を与える
④人々の記憶に残る特別なもの
という最高のお悔やみ記事に欠かせない4条件を掲げて、それをクリアするため精力的に動き出す
そしてついに・・・

 

シャーリーマクレーン圧巻の演技である
ハリエットという特異なキャラクターを非常に魅力的な人物に仕上げている
アマンダセイフライドも屈託を抱えるアンという役を見事に演じている
脇役も過不足なく、それぞれが良い味を出していて物語に厚みを加えている
予想通りの展開と結末なのだが、良い意味で映画らしい映画である

「あなたの旅立ち、綴ります」という陳腐な邦題よりも、ダブルミーニングをにおわせる原題の「The Last Word」のままの方が個人的には良かったと思う
ともあれ、いろいろな旅立ちの季節である春にふさわしい、ラストシーンが清々しい佳作である

おすすめ!

ところで、アマンダセイフライドの出世作「マンマ・ミーア!」の続編が今年の夏に公開されるとのこと
お気に入りの作品だけに期待も大きいが不安も大きい
特にピアースブロスナンの歌唱力が・・・

2018年3月2日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(久しぶりに行ってみる?サーカス)

「グレイテスト・ショーマン」(公開中)

 

現代の「地上最大のショー」のひとつ、冬季オリンピックも明後日で閉幕

 

というわけでこの作品、19世紀のアメリカで「地上最大のショー」というサーカスを設立した人物を描くミュージカル映画である

 

仕立屋の息子で貧しかったP.T.バーナムは、裕福な家に育った幼なじみの妻チャリティを幸せにするため、ユニークな人間を集めたショーを企画し、大成功を収める
しかし、あまりにも奇抜な内容だったため周囲からの反発も大きく、「ペテン師」扱いされたりもした
バーナムは、世間から一流の興行師と認められたいと躍起になり、自分のショーを相棒のフィリップに任せ、全財産をかけてオペラ歌手の全米ツアーを敢行するが・・・

 

実在の人物がモデルになっているという
ヒュージャックマン、ザックエフロンといった歌って踊れる俳優が
「これでもか!」というほど芸達者な演技を見せる
しかし、個人的にはなんとなく物足りなく感じてしまった
ストーリーは「ミュージカル映画の定石どおり」といった感じで平板な印象
楽曲も個人的にはあまり好みではなかった
「ラ・ラ・ランド」の楽曲チームが作っているそうだが、そう言えば「ラ・ラ・ランド」も個人的には響かなかったなぁ
(まあ、好みの問題だから仕方がないけど)
「もっと面白く作れたんじゃないかなぁ、もったいない」
と勝手に思ってしまった、そんな映画である
(でも、インターネットのレビューなどを見ると、結構高評価なんだよね)

 

ところで、最後に見たサーカスは、小学生の時にシーズンオフの後楽園球場でやっていたキグレ大サーカスで、40年以上も昔である
シルク・ドゥ・ソレイユ(和訳は「太陽のサーカス」)でも見に行ってみようかな?

2018年2月23日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末、「1974年版」が観たくなる1本)

「オリエント急行殺人事件」(公開中)

 

先日の大雪で、福井県では通行止めでたくさんの人が何十時間も車内に閉じ込められたとのこと

 

というわけでこの映画、雪で立ち往生した列車内で発生した殺人事件を描く物語

 

探偵のエルキュールポアロは、オリエント急行の車内で発生した殺人事件に遭遇する
多数の刺し傷、あまりにも多い遺留品、そして容疑者たちのちぐはぐな証言などがポアロの灰色の脳細胞を悩ませる
そして最後にポアロがたどりついた事件の真相とは・・・

 

本作は「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」と並ぶ、アガサクリスティのあまりにも有名な代表作
そしてあまりにも奇抜なオチであるがゆえに、一読(一見)したら結末を忘れることはないという特殊な作品でもある
おそらく本作の観客のうち、結末を知らない人は1割にも満たないのではないだろうか?
(本作の結末を知らない人は、およそミステリーに興味がない人だろうから、そもそもこの映画を観に行こうとは思わないに違いない)
すなわち、ほぼ全員が結末を知っているという状態で、観客の鑑賞に堪えうるクオリティを提供しなければならないという、特殊な映画といえる
この特殊性ゆえ、1974年に作られた「オリエント急行殺人事件」は、イングリッドバーグマン、ローレンバコール、ショーンコネリー、アンソニーパーキンスといったオールスターキャストの豪華な俳優陣て制作されている
本作も、ケネスブラナー、ミシェルファイファー、ウイレムデフォー、ジュディデンチ、、ジョニーデップと1974年版にも劣らない豪華な俳優陣で望んでいるのだが、いかんせん作品全体の印象が暗いため、1974年版のような華やかさを感じない
個人的には1974年版の方が好きである

 

誰もが結末を知っている「オリエント急行殺人事件」を、なぜ今、わざわざリメイクしたのだろうか?
そっちの真相の方が知りたい

2018年2月16日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

ホントにめぐる「ガンダムスタンプラリー」Ⅲ(めぐりあい宇宙編)

2月3日、「都区内1日パス」(750円)を購入し,いよいよラストシューティング!
まずは四ッ谷へ向かい,そこから中央線各駅停車で西荻窪まで地道に進む
途中の中野駅のスタンプは「アムロ・レイ」
実は、この中野駅では、2月1日から「5駅限定・特別ミッション」(ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク、シャアザクのスタンプを押してくる)を開始していて、合言葉「アムロ帰還しました」と改札口で言うとちょっとした景品がもらえることになっていたのだが、「たくさんの方が帰還して、予定数量を終了しました」とのこと
「2月1日に始まって、まだ今日は3日なんだけど・・・」
中央線を終え、次は原宿へ向かいそこからは山手線
渋谷駅のスタンプ台の場所は、埼京線のホームの一番端っこの「新南口改札」
「こんなところに改札口があったのか?ここはもはや渋谷ではないんじゃないの」というくらい端っこ
思わず電車に乗らずにとなりの恵比寿駅まで歩いてしまった
品川からは京浜東北線に乗り換え大井町,大森,蒲田を制覇
とって返して田町,次の新日本橋駅は新橋で京葉線に乗り換えだが乗り換え時間が4分
地下にある京葉線のホームが遠い!
ぎりぎり間に合った
新日本橋駅から地上に出て徒歩で神田駅
そしてついに、午後5時少し前にゴールの秋葉原駅に到着
全65駅達成!
景品のオリジナルガンプラをゲット!
「おかしいな?ホワイトベースのスタンプがどこにも無いなぁ」
と思っていたら、この特設ゴール会場にあった
「全65駅達成スタンプだったのね」
これでおうちに帰れる「こんな嬉しいことはない」
そこまでじゃないけど、そこそこ達成感あり
おすすめ!
オリンピックにそれほど興味も無いという人は
明日からの3連休でやってみてはいかが?
(スタンプラリーの方がよっぽど興味ないか・・)

2018年2月9日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントにめぐる「ガンダムスタンプラリー」Ⅱ(哀・戦士編)

「ガンダム、東京コロニーに立つ!」とか言いながら金町から先(取手方面)は東京じゃないし、この取手方面も東京モノレールも「都区内パス(750円)」の範囲外!
ならば、「土日おでかけパス(2670円)」で片付けてやるぜ!
というわけで、1月27日(土)に出撃!
まずは浜松町へ向かい、そこから東京モノレールに乗って、天王洲アイル、そして羽田空港第1ビルを制覇
羽田空港のスタンプがガウ攻撃空母というのが洒落ている
(ちなみに赤羽駅の「アカハナ」はおそらくダジャレ、王子駅の「ガルマ・ザビ」は考え落ちかな)
そこから東京駅に行き、最もマイナーなキャラクター「タムラ」スタンプを押して、常磐線快速で取手へ向かう
わざわざ茨城県まできて押したスタンプがこれまたマイナーキャラの「ジョブ・ジョン」とは!
そこから各駅停車で引き返し、我孫子、柏、新松戸、武蔵野線に乗り換えて南流山、常磐線に戻り松戸、金町、亀有、北千住、南千住、三河島、日暮里を制覇
山手線に乗り換えて西日暮里、鶯谷ときて、上野でようやく「ガンダム」スタンプをゲット!
上野駅近くの居酒屋で晩酌後、ほろ酔い気分で御徒町まで歩き「マ・クベ」スタンプをゲットして今回の出撃は終了!
「戦いはこの一戦で終わりではないのだよ」
残り26駅
次回は「都区内1日パス」を使って一気にゴールか?

2018年2月2日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントにめぐる「ガンダムスタンプラリー」

先日たまたま池袋駅で目にとまった「ガンダムスタンプラリー」
全65駅達成するとオリジナルのガンプラがもらえるらしい
我々の世代なら当然「やるでしょ!」
というわけで,早速池袋駅でスタンプ帳を入手し,一つ目のスタンプ「グフ」をゲット!
「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」
父の命日だった18日には,墓参りのついでに御茶ノ水,水道橋,飯田橋,市ヶ谷を徒歩で制覇した(墓参りの方がスタンプラリーのついでだな,こりゃ)
20日の土曜日は自宅からチャリンコに乗って、十条、赤羽、東十条、王子、尾久、田端、駒込、巣鴨、大塚、板橋を制覇
JR東日本の企画なのにまったく電車に乗らないという掟破りのスタンプラリー
21日の日曜日は「えぞ菊」に味噌ラーメンを食べに行ったついでに,高田馬場と目白を落とす(もちろん,その間の移動は徒歩!)
24日は,東京地裁に行ったついでに,行きに有楽町,帰りに新橋に徒歩で寄って,ミライ・ヤシマとハロをゲット!
現在19駅達成、あと46駅!
そろそろ「都区内1日パス」を使って,本格的に電車で回るとするか

2018年1月26日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita