「シェイプ・オブ・ウォーター」(公開中)
先日、第90回アカデミー賞が発表された
というわけでこの作品、栄えある作品賞に輝いた映画である
イライザは、幼い頃に声帯を失い、声を出せなかった
彼女は、政府の研究所で清掃婦として働いていたが、ある日、研究所に運び込まれた不思議な生き物に出会う
アマゾンで捕獲されたその生き物は、イライザの手話を理解し、二人は次第に意思を通わせるようになる
しかし、その生き物を生体解剖することが決まり、イライザは彼を逃がすことを決意する
そして・・・
米ソが激しく対立し、また、人種差別が激しかった1960年代のボルチモアが舞台
差別や偏見の中、障害をもつイライザが自分の気持ちに正直に生きようとするひたむきな姿勢が胸を打つ
「美女と野獣」の大人版といううがった見方もできるが、ハリウッド的なおとぎ話を期待すると見事に裏切られる(良い意味で)
一見の価値ありの映画である
ところで、昨年は作品賞発表で史上最大の大チョンボをやらかしたアカデミー賞だが、
今年も昨年と同じウォーレンベイティとフェイダナウェイにプレゼンターをやらせるところはさすがである
ウォーレンの「みなさんにまた会えて光栄です」というコメントも
いいね!