日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅
昨年12月14日の美濃太田駅で中断している上洛戦だが
「年が明けて暖かくなったら再開しよう」
と思っていたところで、今般のウイルス騒動
無観客での実施も検討したが、街道歩きは当面自粛に決定
不要不急の外出自粛要請も出ていることだし
自宅のベランダでキャンプ決行!
上洛戦再開後の稲葉山城攻略戦に備えて
山岡荘八著「織田信長」を読んでおこう

日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅
昨年12月14日の美濃太田駅で中断している上洛戦だが
「年が明けて暖かくなったら再開しよう」
と思っていたところで、今般のウイルス騒動
無観客での実施も検討したが、街道歩きは当面自粛に決定
不要不急の外出自粛要請も出ていることだし
自宅のベランダでキャンプ決行!
上洛戦再開後の稲葉山城攻略戦に備えて
山岡荘八著「織田信長」を読んでおこう
「あん」(2015年)
桜の季節である
というわけで、桜の季節から始まるこの映画
アルバイトを募集しているどら焼きの店「どら春」にひとりの老女が「働かせてほしい」とやってくる
店主はまともに相手にしなかったが、その老女から渡されたアンコを食べてその美味しさに驚き、その老女を雇い入れる
彼女が作るアンコのおかげで店には多くの客が来るようになったが
ある日を境に、まったく客が来なくなった
その理由は、つらく悲しいものだった・・・
前回ブログにも登場した樹木希林の遺作である
そして、ともすれば目を背けたくなるような悲しい事実に、ほんの少しだけでも向き合うことができる映画である
樹木希林、市原悦子、そして永瀬正敏の渾身の演技を堪能すべし!
ところで、普通のどら焼きもいいけど
今の季節は、くらづくり本舗の「さくらどら焼き」かな
「海よりもまだ深く」(2016年)
うちの事務所から車で10分くらいのところにある清瀬市旭が丘団地
というわけで、そこが舞台のこの映画
小説家の良多は15年前に賞を取ったきり鳴かず飛ばずで、今はしがない探偵稼業
愛想を尽かした妻は子を連れて離婚
養育費の支払いも滞りがちの良多だったが、月に1回の子との面会が何よりも楽しみ
そして嵐の夜に、良多と子と元妻は、良多の母が住む実家の団地で一夜を過ごすことになり・・・
どうしようもないダメ人間だがどこか憎めない良多役を、阿部寛が好演
そしてそのダメな息子を優しく見つめる母役を、樹木希林が見事に演じている
この二人は、同じ是枝裕和監督の映画「歩いても 歩いても」でも親子を演じているが、こちらの方がほっこり感が強い
(と言うか「歩いても 歩いても」の樹木希林はどちらかと言うと怖いのだ)
映画の宣伝文句によると「なりたかった大人になれなかった大人たちへ贈る」ということらしい
切ないながらもちょっとした希望を見つけられるかもしれない、そんな映画である
ところで、同じくうちの事務所の周辺が舞台の小説「平場の月」(朝倉かすみ著)も
切ないんだなぁ、これが!
「キャッシュカードを預かります」は詐欺です
「任命責任は私にある」は詐欺です
「名簿は廃棄した」は詐欺です
「景気は緩やかに回復している」は詐欺です
「アベノミク・・・
「プリデスティネーション」(2014年)
感染予防対策は不要不急の外出を控えることらしい
というわけで、最近アマゾンプライムで観たこの作品
1970年のニューヨークのバーで、客がバーテンダーに自分の身の上話をする
その客の数奇な生い立ちを聞き終えたバーテンダーは言う
「お前を裏切った奴を復讐するチャンスをやろうか?」
そして物語は驚愕の結末に向かって、時代を超えて動き出す・・・
ジャンルでいうとタイムトラベル映画だが
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のような陽気な娯楽作品ではないので要注意!
いわゆる「どんでん返し」の切れの良さを味わえればそれで良しという感じである
そういうどんでん返し映画が好きな人にはおすすめの1本だ
ところで、タイムトラベルができるのなら感染拡大前の時点に戻ってきちんと対応したいと思う政府関係者は多いのではないか
いやいや、この政権を生み出した選挙の投票日に戻りたいという国民の方が多いか?
「ドリームハウス」(2011年)
前回、スパイではないダニエルクレイグの作品を取り上げた
というわけで、今回もスパイではない彼主演の作品をご紹介
勤めを辞めたウイルは、郊外に自宅を購入し、執筆活動をすることにした
愛する妻と可愛い二人の娘との楽しい生活
しかし、そこは過去に殺人事件が起きたいわくつきの家だった
家のまわりをうろつく怪しい人影を見つけたウイルは、妻子を守るために過去の事件を調べ始める
そして、驚くべき事実が明らかになる・・・
ネタバレにならないように気をつけて紹介しなければならないのは前回と同じだが
こちらの映画のプロットは難しくはない
だんだんと観たことを後悔するような気持ちになるかもしれないが、とりあえず最後まで観るべし
映画の結末は切ない気持ちになるかもしれないが、ダニエルクレイグは、この映画の妻役の女優と後に結婚したので、そういう意味ではまさに「ドリームハウス」といえよう
(えっ?結婚はドリームなんかじゃないって?)
ところで、ダニエルクレイグが最後のボンドを演じる「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」は4月10日公開らしいが、彼は有終の美を飾れるのだろうか
悪役のラミマレックに、ちょっと不安感・・・
(と、前回とまったく同じことを言って結語)
「法律の解釈変更」=「好き勝手」
「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」(公開中)
前回紹介したのは本格ミステリー映画
というわけで、今回は「ハイテンション・ノンストップ・ミステリー」(?)映画のご紹介
資産家のハーランが85歳の誕生日パーティーの翌朝に死体で発見され、
匿名の人物から依頼を受けた探偵ブノワは調査に乗り出す
事件当夜にパーティに参加していた家族らはそれぞれ秘密を抱えていたが
次第に事件の真相が明らかになっていく・・・
大邸宅で事件が起こり、その場にいた全員が容疑者で、探偵が乗り込んでいって事件を解決するという典型的なミステリーの構成だが、本格ミステリーというよりは、やはり映画の宣伝文句のとおり「ハイテンション・ノンストップ・ミステリー」という感じである
説明は難しいが、そういうノリなのだ
クセのある俳優陣も、外連味(けれんみ)たっぷりの演技を披露している
ただ、ネタバレになるので詳細は書けないが、トリックがやや分かりづらいと感じた
興行成績によっては続編もあるかもしれない
探偵役のダニエルクレイグは、スパイ稼業から足を洗って探偵業に転職というところか
張り巡らされた伏線に気を付けて観るべし!
ところで、そのスパイ稼業の最新作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」は4月10日公開らしいが、ダニエルクレイグは有終の美を飾れるのだろうか
悪役のラミマレックに、ちょっと不安感・・・
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」(公開中)
「ダヴィンチ・コード」シリーズの第4作「インフェルノ」出版の際、翻訳者たちは地下室に2ヶ月間閉じ込められていたという
というわけで、その出版秘話に基づいて作られた作品
世界的ベストセラー「デダリュス」の完結編を世界同時発売するために
9カ国の翻訳者が集められた
小説の外部流出を防ぐため、すべての通信機器を没収されて地下室に1か月間完全隔離された状態で翻訳作業を強いられる9人
毎日20ページずつしか渡されない原作
しかし、出版社のオーナーの携帯電話に「冒頭10ページを流出させた。金を払わなければ次の100ページも公開する。」という脅迫メールが届く
果たして犯人は誰なのか?そして、犯人はどうやって原作を手に入れたのか?
ミステリー映画の紹介はネタバレしてはいけないので難しい
本格的な謎解きミステリーであり、「完全隔離」という点では
アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」を想起させる
プロットがきちんと組み立てられていて、本格ミステリーとしての完成度は高い
ただ、謎解きが主題なので登場人物の描き方が単調になってしまうことは否めない
いやいやそこまでは求め過ぎか?
ミステリー好きの人にはおすすめである
ところで、半年くらい前から今野敏の警察小説にはまっている
本格ミステリーも良いが、人間ドラマ主体のミステリーの方が心地良く感じるようになったのは年齢のせいかな?
「キャッツ」(本日公開)
野良猫に出会うことが街道旅の楽しみのひとつ
というわけで、野良猫が主役のこの作品
ロンドンの片隅のゴミ捨て場に捨てられた子猫のヴィクトリア
そこにはいろいろな猫たちが集まっていた
そして、天上に昇る1匹の猫を選ぶという1年に1度の舞踏会が始まろうとしていた・・・
有名なミュージカル「キャッツ」の映画化である
大ヒットミュージカルの映画化は、簡単に10本くらいの作品名を挙げることができるくらいハリウッドの「常套手段」である
しかし、「キャッツ」は人間が猫を演じ、特別なストーリーも無いという特殊な作品なので、映画化には難点があったのかもしれない
そこをあえて、「今、映画化した」という意欲は評価しよう
舞台版と違って、ヴィクトリアを軸にストーリーを進めるという点も良い
ところが、肝心の映像は・・・
唯一、鉄道猫のシーンはタップも含めて「映画ならでは!」の映像を楽しめたが、やはり映画化は難しかったのかもしれない
興行的にも厳しい作品になりそうである
別にお金には執着しないかな?
「猫に小判」って言うでしょ