金曜シネマ倶楽部(週末、じっくり観たい映画)

「マザーレス・ブルックリン」(2019年)


メーガン妃の王室への発言が物議を醸しているらしい

というわけで、こちらは人種差別が当たり前だった1950年代のニューヨークが舞台のサスペンス映画

恩人を殺された私立探偵のライオネル
彼は障害を抱えながらも抜群の記憶力を駆使し、わずかな手がかりをたどって恩人が殺された事件の真相に迫っていく
そして・・・

トゥレット症候群を抱える探偵という難しい役をエドワードノートンが好演している
アレックボールドウィン、ウィレムデフォー、そしてちょい役でブルースウィリスと豪華な俳優陣が物語を支える
登場人物が多いことと時代背景に馴染みがないことから、ぼんやり観ているとストーリーに追いついていけなくなる危険性があるので要注意
時間も長い映画なので、じっくりと腰を落ち着けて観ること
主演のみならず監督、脚本も手がけた奇才エドワードノートンの世界を存分に楽しむべし

ところで、かつては奇才と呼ばれたのかもしれない広告マンが五輪開会式の演出として提案したまったく笑えないダジャレネタには
ピッグりした!
(これも相当酷いぞ)

2021年3月19日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(ジョディフォスターもブロンド美人)

「ブレイン・ゲーム」(2015年)


アンソニーホプキンス主演の映画「ファーザー」がゴールデングローブ賞4部門にノミネートされているらしい

というわけで、彼が特殊能力を有する男を演じるサスペンス映画

連続殺人事件を捜査するFBI捜査官のジョーとキャサリンは、予知という特殊な能力を持つジョンに捜査協力を依頼する
当初はジョンの特殊能力に懐疑的なキャサリンだったが、彼の能力によって捜査が進展するにつれ、その考えをあらためる
そして、ある容疑者が浮かび上がる・・・

「予知能力を持つとどうなる?」というのが本作のテーマとなっているが
それを表現する映像が少し面倒くさいと感じるかもしれない(個人的感想)
アンソニーホプキンスは、この手の役をやらせたら右に出る者はいない
久しぶりに「羊たちの沈黙」を観たくなった
キャサリン役のアビーコーニッシュも良い
(ブロンド美人には弱いのだ)
映像はホラー映画なみだが、ラストシーンは少し切なくなるかもしれない
Amazonプライムビデオは本日で配信終了らしいので、観るなら急ぐべし!

ところで、冒頭述べた「ファーザー」でのアンソニーホプキンスは、予知能力ならぬ認知症の役を演じているらしい
日本公開は5月14日とのこと
その頃にはコロナ禍も少しは収まっているだろうか
誰か予知できない?

2021年3月5日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(スポーツ選手の受難)

「見知らぬ乗客」(1951年)


大坂なおみ選手が全豪OPの決勝に進出したという

というわけで、テニス選手がとんでもない事件に巻き込まれるこの作品

テニス選手のガイは、列車の中でブルーノという男から声をかけられる
ブルーノは、ガイがテニス選手であること、妻と離婚したがっていること、上院議員の娘と交際していることを知っていて
「私が君の妻を殺すから、君は私の父を殺してくれ。お互いに殺人の動機がないから捕まることはない。」
と交換殺人をもちかける
ガイはブルーノの話には取り合わなかったが、ブルーノは本当にガイの妻を殺してしまう
そして、「次は君が私の父を殺す番だ」とガイに迫る・・・

ヒッチコック監督が描くサスペンス映画
ガイにつきまとうブルーノが怖いのなんのって
さすがヒッチコック!である
ただヒッチコックお得意の「主人公巻き込まれ型」の作品の中では
ガイはまだマシな方かな
彼の映画では、もっと酷い目にあっているひとがたくさんいるからねぇ

えっ?元スピードスケート・自転車競技選手で、最近、酷い目にあっているひとがいるって?

2021年2月19日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(細かいことは抜きにして観る1本)

「エアフォース・ワン」(1997年)


連邦議会議事堂の襲撃を扇動したとして現職の大統領が弾劾訴追されたという

というわけで、こちらは大統領が体を張ってテロを防ぐというアクション映画

米国大統領のマーシャルは、ロシアから帰国するため大統領専用機エアフォース・ワンに搭乗した
ところが、そこにはテロリストグループも乗り込んでいた
人質奪還のため孤軍奮闘する大統領
その結末は・・・

超人的な活躍を見せる大統領役にハリソンフォード
まさに大向こうから
「いよっ!大統領」
と声がかかりそうな大立ち回りである

以下、ネタバレあり
大統領を救出した軍用機からの通信内容がこの映画のオチであり、
このセリフのためにこの映画を作ったのではないかと思わせるラストシーンになっている

コロナ禍のモヤモヤを吹き飛ばしてくれる(かもしれない)娯楽作品と言えよう

しかし、大統領自身がテロを扇動する時代が来るとはねぇ・・・

2021年1月15日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita