金曜シネマ倶楽部(ジャミラは泣けるよね)

「シン・ウルトラマン」(公開中)


リアルタイムで観ていたのは「帰ってきたウルトラマン」だが、初代「ウルトラマン」も再放送で観た世代である

というわけで、興味本位で映画館に行ってみた

謎の巨大生物が次々と日本を襲う
通常兵器が通用しないカイジュウに手を焼くカトクタイ
そこへ、銀色の巨人が突如現れて、カイジュウと戦い始める・・・

1966年テレビ放送開始の「ウルトラマン」を観ていた世代に向けた映画なのだろう
なぜなら、懐かしい怪獣や宇宙人が、現代にも通用するような設定で登場し、
郷愁に駆られるからだ
ただし、それ以上でもそれ以下でもない感じだ(個人的感想)
やはり、1966年の「ウルトラマン」の面白さを越えることはできないのだと思う
それは、時代背景や生活様式が違うからという当たり前の理由と、こどもの時に見たゆえのヒーローに対する単純な憧れのせいだろう
「あんまりリアルに作られちゃうとウルトラマンではなくなってしまう」という違和感かもしれない
あなたはどう感じましたか?

ところで、同じ製作スタッフで「シン・仮面ライダー」も公開予定とのこと
この調子でいくと、「シン・キカイダー」だの「シン・ゴレンジャー」だの次々と出てくるかもよ
(「シン・ロボコン」ならちょっと見てみたいかな?)

2022年5月27日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

古道を歩く~山の辺の道~

新たな街道旅を始めるウォーミングアップに、連休中、山の辺の道を歩いてみた
山の辺の道は、奈良と桜井を結ぶ日本最古の古道と言われていて、山裾を沿うように続いていることからその名がついたとか
今回歩いたのは、酒の神様を祀る大神神社(三輪明神)から北上して石上神宮(いそのかみじんぐう)までのルート
名所旧跡も多く、奈良盆地に浮かぶ大和三山の眺望を楽しむこともでき、
歩くのが楽しい古道である
おすすめ!

2022年5月13日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(あなたはどっち派)

「コーダ あいのうた」(公開中)


今年のアカデミー作品賞は大方の予想通りだったようだ

というわけで、その受賞作

高校生のルビーは、耳の不自由な両親と兄の4人家族
家族でひとりだけ耳が聴こえるルビーは、小さい頃から家族の「通訳」だった
新学期に合唱のクラスを選択したルビーは、顧問の先生に才能を見いだされ、都会の音楽大学への進学を勧められる
耳が聴こえるルビーが頼りの両親は彼女が家族と離れて都会へ行くことに反対する
歌いたいという夢を家族に理解してもらいたいルビーだが、彼らはルビーの歌声を聴くことができない・・・

2月18日に紹介した「エール!」のリメイク作品である
オリジナルの「エール!」では農家だった家業が漁師に変更されており、耳が不自由なことによる仕事の困難さと健聴者の娘を頼りにしなければならない切実さが、より際立つ作りとなっている
また、きょうだいが弟から兄に変更されているが、兄の葛藤や責任感が感じられる点は本作の優れているところではないか
しかし、オリジナルとリメイクを見比べた結果、個人的にはオリジナルの「エール!」の方に軍配を上げたい
確かに本作の方が口当たりが良いという感じだが、オリジナルの方がパワーがあったという印象だ
興味があったら、見比べてみて

ところで、受賞作よりもビンタ事件に話題をさらわれた感がある今年のアカデミー賞授賞式
そう言えば、2017年には作品賞の封筒を間違えて誤った作品を発表するということもあったなぁ
来年はどんなハプニングが起こるやら

2022年4月22日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(「007/ドクター・ノオ」が観たくなる1本)

「ゴヤの名画と優しい泥棒」(公開中)


地上波が映らないテレビがで売れているらしい

というわけで、英国の公共放送受信料トラブルが発端のこの作品

舞台は1961年の英国
ロンドンのナショナル・ギャラリーからゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた
高齢者の孤独を救うために公共放送BBCを無料で受信できるように活動していたケンプトン・バントン
経済力はないが心優しい夢想家の彼は、ゴヤの名画の身代金で高齢者の受信料を肩代わりする計画を思いつく
果たして、その結果は・・・

実話に基づく作品だという
前半はケンプトンの奔放で奇想天外な行動に不快感を抱く人もいるかもしれないが
公判は、もとい、後半は彼の行動に共感できるようになるのではないだろうか
実は夫婦の物語というところがこの作品の妙と言えよう
殺伐とした話題が多い昨今、ちょっと優しい気持ちになれるかもしれない映画だ

おすすめ!

ところで、「007/ドクター・ノオ」では「ウエリントン公爵」を盗んだ犯人は別の人物という小ネタが描かれているので要チェック!

2022年3月25日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita