金曜シネマ倶楽部(「007/ドクター・ノオ」が観たくなる1本)

「ゴヤの名画と優しい泥棒」(公開中)


地上波が映らないテレビがで売れているらしい

というわけで、英国の公共放送受信料トラブルが発端のこの作品

舞台は1961年の英国
ロンドンのナショナル・ギャラリーからゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた
高齢者の孤独を救うために公共放送BBCを無料で受信できるように活動していたケンプトン・バントン
経済力はないが心優しい夢想家の彼は、ゴヤの名画の身代金で高齢者の受信料を肩代わりする計画を思いつく
果たして、その結果は・・・

実話に基づく作品だという
前半はケンプトンの奔放で奇想天外な行動に不快感を抱く人もいるかもしれないが
公判は、もとい、後半は彼の行動に共感できるようになるのではないだろうか
実は夫婦の物語というところがこの作品の妙と言えよう
殺伐とした話題が多い昨今、ちょっと優しい気持ちになれるかもしれない映画だ

おすすめ!

ところで、「007/ドクター・ノオ」では「ウエリントン公爵」を盗んだ犯人は別の人物という小ネタが描かれているので要チェック!

2022年3月25日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita