金曜シネマ倶楽部(残暑お見舞い申し上げます)

「クレオパトラ」(1963年)


世間はお盆休みか
というわけで、長期休暇でもなければ観る気もおきない4時間超の大作である

紀元前48年、カエサルは政敵ポンペイウスを追ってエジプトのアレクサンドリアへ
そこでクレオパトラと出会う
エジプトとローマの利害が一致し、カエサルとクレオパトラも親密な関係になる
しかし、ローマに戻ったカエサルは志半ばで狂剣に倒れる
その後、カエサルの後継者であるオクタヴィアヌスとの対立が目立つようになった軍人アントニウスは、活路を見いだすためクレオパトラと接触
やがて二人は恋に落ち・・・

重機のない時代に作られたピラミッドや日本なら奈良の大仏などを見ると
単純に「すごい!」と思う
規模も年月の差もまったく違うが、
「CGのない時代によくもこれだけの映画を作ったなあ」
と感嘆すること必至の映画である
古代ローマ時代の町並み、ローマ軍の戦闘シーン、衣装など
「どれだけお金をかけたんだ?」
と心配になるほどである
実際、製作した20世紀フォックスは、この映画で破産しそうになり、
翌年公開の「サウンド・オブ・ミュージック」の大ヒットで息を吹き返したのだという

一見の価値ありの映画ではあるが
冷房を効かせた涼しい部屋で、冷たいビールでも飲みながら、ぼーっと見るのがいいかもね
寝落ちに注意が必要だけど

2019年8月9日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

ホントに歩く中山道⑭(木曽路はいつも山の中)

7月20日(土)、21日(日)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の14回目
今回も交通機関や宿泊場所の都合で「逆打ち」(京都方面から江戸方面へ)である
特急あずさと中央西線で宮ノ越駅まで電車で行って、正午前にスタート!
薮原宿にある「きそむら道の駅」で地元のそばで遅い昼食を済ませ
雨が降るなか鳥居峠を越えると街道風情たっぷりの奈良井宿
1日目はここで一泊し、2日目は贄川宿まで歩き、贄川駅から帰宅した
梅雨も明けて本格的な夏に突入したので、街道旅はしばらくお休み
(夏は暑くて歩けません!)
次回は初秋の木曽路を行く予定
写真はミドリムシじゃなくて、ユーグレナじゃなくって
夕暮れの奈良井宿

2019年7月26日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントに歩く中山道⑬(特急あずさで往復5時間)

7月6日(土)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の13回目
この街道旅の趣旨は「全行程をホントに歩く」というもので、「1日にできるだけたくさん歩く」とか「急いで歩く」とか「一気に歩く」というものではない
そのため、交通機関や宿泊場所の都合によっては、「逆打ち」つまりその区間だけ京都方面から江戸方面に向かって歩くという場合もある
2016年に決行した「ホントに歩く甲州道中」のゴール地点の下諏訪から、翌年決行した「ホントに歩く塩の道(千国街道)」のスタート地点の松本までの間(途中まで中山道で塩尻峠を越えるルート)は、2017年4月1日に「季節外れの雪中行軍」で既に歩いている
そこで、前回ゴールの下諏訪宿からではなく、今回は塩尻宿からスタート!
と思っていたが、中央西線の本数が少なく
「歩いて行ったはいいが、戻って来る電車がない」
という危険があったので、今回は一気に贄川駅まで電車で行って、そこから塩尻へ歩いて戻ってくるという「逆打ち」ヴァージョンにした
長々とどうでもいいことを説明したが、要するに今回は、塩尻宿、洗馬宿、本山宿、贄川宿の区間を歩いたということ
本山宿附近に「そば切り発祥の地」というのがあったので、そこで手打ちそばを堪能した
次回は、本格的に木曽路に突入する
まだまだ京都は遠い・・・

2019年7月12日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントに歩く中山道⑫(梅雨の晴れ間の平日にGo!)

6月14日(金)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の12回目
今回は、前回のゴール地点に行くまでが一苦労
自宅を朝6時前に出て北陸新幹線で上田駅まで行き、タクシーで丸子町バス停へ行き、千曲バスで長久保バス停へ行き、長和町コミュニティバスでようやく前回ゴール地点の大出日向バス停に到着
なんとか午前9時半に、和田峠越えをスタート!
9km で標高600mをのぼり、14kmで標高800mをくだるという、中山道最大の難所である
のぼりは緩やかな坂で歩きやすく、峠のてっぺんに正午過ぎに到着し
持参したお弁当をつかってピクニック気分を満喫
しかし、下りの勾配が急できつかった
碓氷峠は江戸側からが、和田峠は京都側からが厳しいということを実感した
足がガクガクになりながらも、下諏訪宿に無事到着
「ホントに歩く甲州道中」のゴールで訪れて以来だから3年ぶりである
当然、下諏訪温泉で一泊し、翌日帰宅した
本格的な梅雨入り前に前半戦の山場を越えることができ、上々の出来だ
下諏訪宿にある塩羊羹が有名なお菓子屋さん「新鶴本店」で同店オリジナルの街道地図をもらったので、過去のシリーズの軌跡を書き込んでみた
ご参考まで!

2019年6月21日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントに歩く中山道⑪(信濃横断編)

6月1日(土)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の11回目
前回ゴールの望月バス停を8時半に出発するとすぐに
映画「犬神家の一族」(1976年)で金田一耕助が泊まった旅館がある
当然、女中の坂口良子氏もセリフ棒読みの横溝正史先生もいなかった
風情のある芦田宿を過ぎ、強風で旅人の笠を飛ばしたという笠取峠を越え、
長久保宿の先の和田宿を少し過ぎたあたりで今回は終了
徳川秀忠と違って上田城攻めという余計な寄り道はせず
別所温泉に寄り道して温泉宿で一泊し、翌日帰宅した
「関ヶ原の合戦に遅れるわけにはいかない!」(なんのこっちゃ)
次回は中山道で最大の難所と言われる和田峠を越えて3年ぶりの下諏訪へ
またまたゴールは温泉だな!

2019年6月13日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントに歩く中山道⑩(信濃横断編)

5月25日(土)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅の10回目
街道旅シリーズは5年目になるが、毎シリーズこの時期は、田植えを終えた田んぼと山の風景がお気に入りである
この日は、進行方向の左は八ヶ岳と蓼科、右は浅間山、そして正面ははるか向こうに立山連峰と、まさに中山道の醍醐味を味わった
今回は、前回ゴールのしなの鉄道の御代田駅から望月宿まで行って終了
お土産は佐久の銘菓「鯉ぐるま」と日本酒「千曲錦」をゲット
梅雨に入る前に下諏訪あたりまで行けるかな?

2019年6月7日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita