金曜シネマ倶楽部(週末、美術館に行きたくなる1本)

「モリのいる場所」(公開中)

 

東京オリンピックのマラソンコースが発表されたが
東京オリンピック組織委員会でモリと言えば森喜朗
今、国会でモリと言えば森友学園

 

とうわけで、こちらのモリは日本画家の熊谷守一氏のこと

 

舞台は昭和49年の東京
94歳の画家熊谷守一、通称モリは、日中は自宅の庭で植物や生き物を観察して過ごし、夜に絵を描くという生活を長年続けていた
画家の家にはいろいろな人が出入りし、画家の妻もそれなりに忙しい毎日を送っている
しかし、そのような穏やかな二人の生活を変えてしまいかねない事態が・・・

 

風変わりな画家の一日とその妻を淡々と描く不思議な作品である
画家役の山崎努と妻役の樹木希林、二人の老境の演技を堪能するだけでも一見の価値があると言えよう
金ダライのシーンや当時は無かったレジ袋など、気になるところはいくつかあったが
個人的にはそこそこ楽しめた

 

ただ、好き嫌いがはっきり分かれるタイプの作品だから、興行的には厳しいかな?

 

近いうちに、熊谷守一美術館に行ってみようと思う

2018年6月1日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

ホントに歩く日光街道③

5月12日(土)

母校では、この日、恒例の「本庄~早稲田100キロハイク」が行われていた
「こちらも負けずに100キロ歩くぞぉー!」
もちろん、ウソである

 

前回ゴールの春日部駅を朝8時半にスタート
北緯36度線にあるという「すきすきすぎーと36」を通過し
杉戸宿を落とす
次の幸手宿を過ぎたところにある「らーめん一色」で昼食
この日は、栗橋宿まで行って終了
「静御前の墓」をお参りして帰途につく

 

今回は21kmの旅だった
(100キロハイクの5分の1か、上出来だな)

 

次回は利根川を渡って、埼玉県を終えて茨城県に突入だ!
と張り切って見せはするものの、当初心配してたとおり、やっぱり地味な旅だなあ

2018年5月18日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

ホントに歩く日光街道②

5月5日こどもの日

同行者が「今年の花粉は酷すぎる」ということで春はまったく歩くことが出来ず
4か月ぶりの街道旅である

 

前回ゴールの草加駅を出発、ほどなく松並木の名所「草加松原」
気持ちよい
余談だが、近隣の駅「松原団地駅」が、いつの間にか「獨協大学前駅」に名称が変更されていた
越谷宿を落とし、NHKドラマ「越谷サイコー」のロケ地「木下半助商店」を確認(当然,佐藤二朗はいなかった!)
おやつに柏餅を食べつつ
次の粕壁宿まで行って今回は終了

 

クレヨンしんちゃんの町で有名な春日部
期間限定の「サトーココノカドー」をパチリ!
次回は栗橋くらいまで行く予定なり

2018年5月11日 | カテゴリー : 趣味 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(一度あきらめると・・・)

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014年)

 

ゴールデンウィークの目玉作品「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が公開中

 

というわけで、シリーズ最新作を見る前に未見の過去のシリーズをDVDで観ることにしてこの作品

 

諜報機関シールドの一員として活動していたキャプテン・アメリカは、謎の暗殺者ウィンター・ソルジャーに狙われる
誰が味方か、誰が敵か?
そしてウィンター・ソルジャーの正体は・・・

 

「アベンジャーズ」シリーズは一体何作あるのか?
「アイアンマン」「インクレディブル・ハルク」(2008年)
「アイアンマン2」(2010年)
「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ」(2011年)
「アベンジャーズ」(2012年)
「アイアンマン3」「マイティ・ソー ダークワールド」(2013年)
あたりまでは公開時に映画館で観ていたが、ついていけなくなって途中であきらめた
それがこの作品らしい

 

なるほどそこそこ見応えはあるが、可も無く不可も無くと言ったところ
あのロバートレッドフォードが出演していてびっくりと言ったところ
「スティング」ばりのどんでん返しを期待していたらあっさり終わって拍子抜けと言ったところ
公開当時、映画館でシリーズを追うのをあきらめたのは正解だったのかもしれない
(マーベル社さん、ごめんなさい)

 

公開中の最新作まで
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が2作、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」、「アントマン」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「ドクター・ストレンジ」、「スパイダーマン:ホームカミング」、「マイティ・ソーバトルロイヤル」、「ブラックパンサー」
と、まだまだ未見の作品が・・・

 

ふーむ、最新作を映画館で観るのはあきらめよう

2018年5月4日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末、「シャイニング」が観たくなる1本)

「レディ・プレイヤー1」(公開中)

 

明日からゴールデンウィーク!

 

というわけで、ひたすら楽しめるスピルバーグ監督の最新作をご紹介

 

舞台は近未来の2045年
人々はVR世界の「オアシス」に熱中していた
その創設者ハリデーが亡くなり、「オアシスの中に隠された3つの鍵を手に入れた者に、全財産とオアシスの権利を譲る」という遺言が発表される
ハリデーの記録を研究して謎を解いた17歳のウェイドは、ひとつ目の鍵を手に入れる
しかし、「オアシス」を手に入れて世界を支配しようと企む巨大企業の魔の手が伸びる
果たして勝利を手にするのは誰か?

 

VR世界の映像が圧倒的である
VR世界ではプレイヤーは自分の好きなキャラクターになったり好きな乗り物を使ったりすることができるという設定なので、過去の映画やテレビの懐かしいキャラクターや乗り物がわんさかと出てくる
「さすがスピルバーグ!よくぞ権利関係をクリアしたなぁ」
というくらい様々な映画、テレビ、ゲームのキャラクターが登場し
明らかに日本人向けの「あのキャラクター」が登場するシーンは大興奮間違いなしである
1980年代にスピルバーグ映画を楽しんだ世代にはたまらない映画だ

 

ぜひ映画館で観るべき作品である
個人的には3D版がおすすめ!

 

ところで
「この映画を面白がっているのはおっさんだけじゃなかろうか?」
という一抹の不安も・・・

2018年4月27日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末、「交渉人」(1998年)が観たくなる1本)

「シェーン」(1953年)

 

アメリカで銃規制の運動が盛んになっているらしい

 

というわけで、なんとなく久しぶりに観たくなったこの作品

 

入植者のジョーは、先にその土地を支配していたライカー一味から嫌がらせを受けていた
そこへシェーンという流れ者のガンマンが通りかかる
ジョーも息子ジョーイも妻マリアンもシェーンを気に入り、シェーンはジョー親子の農園で働くことなる
しかし、ライカー一味の暴力は激化し、ついには外の町から殺し屋を呼び寄せる
ついにジョーの入植者仲間の一人が殺され、シェーンが立ち上がる
そして・・・

 

なるほど、保安官がいない町では自衛のための武器も必要だったのかもしれないが
60年以上も前の映画ながら、一応、銃に対して抑制的なメッセージも盛り込まれている
ガンマンの自分は時代遅れであることを自覚して町を去って行くシェーンに対し
「シェーン、カムバック」とジョーイが叫ぶラストシーンはあまりにも有名
また、「去って行くシェーンは、馬上で既に死んでいたのではないか」という論争があることもそこそこ有名
本作は名作との評価もあるが
「入植者のジョーも開拓者のライカーも『ここは自分の土地だ!』とか言ってるけど、そもそも先住民の土地だったんじゃないの?」
と思うと、現代では受け入れられない人も多いのではなかろうか?
40年ぶりに観ると、小学生の時には気づかなかったことをいろいろ発見することができる映画である

 

まぁ、時代遅れの者はひっそりと去って行くのが美学だね
セクハラ感覚が時代遅れの人も、もう少しひっそりとね

2018年4月20日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita

金曜シネマ倶楽部(週末、「大統領の陰謀」が観たくなる1本)

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」(公開中)

 

無いと言っていた書類が次々と出てくるねぇ

 

というわけでこの作品、ベトナム戦争に関する機密文書を巡る実話を映画化したものである

 

泥沼化するベトナム戦争に対する国民の反戦感情が高まる中、政府が作成した戦争に関する機密文書の一部がニューヨークタイムズ紙に掲載された
ニクソン政府から記事の差し止め請求をされたニューヨークタイムズ紙を出し抜き
全国紙への転換を目指すワシントンポスト社は、独自に機密文書の全部を入手する
それは歴代大統領が国民を欺いてベトナム戦争を続けていたことを示す詳細な記録だった
政府の圧力に屈するか?それとも報道の自由を貫くのか?
ワシントンポスト紙の女性発行人キャサリンが下した結論は・・・

 

メリルストリープとトムハンクスという超豪華なキャスト、そして監督はスティーブンスピルバーグという話題作である
「トランプ政権下の今、作らなければならない映画」ということで製作されたらしい
(スピルバーグが不得手な)人間ドラマの部分はイマイチだが、ストーリー展開の巧さはさすがスピルバーグという感じ
報道の自由の重要さを再認識させてくれる佳作である
発言のレベルの低さを棚に上げて「日本の新聞はレベルが低い」とのたまう大臣を抱える安倍政権下の日本でも
おすすめ!
である

 

それにしても、自衛隊日報だの、裁量労働データだの、年金データ漏洩だの、財務省文書改竄だの、デタラメにもほどがある
一国の首相が特定の個人や特定の新聞社を公然と批判する言動も、恐ろしいったらありゃしない
首相の言い回しを借りるなら
「民主党政権ではできなかったことを、安倍政権ではやっているんです!」
ということかな
(イヤミも通じないんだろうなぁ)

2018年4月6日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita