「モリのいる場所」(公開中)
東京オリンピックのマラソンコースが発表されたが
東京オリンピック組織委員会でモリと言えば森喜朗
今、国会でモリと言えば森友学園
とうわけで、こちらのモリは日本画家の熊谷守一氏のこと
舞台は昭和49年の東京
94歳の画家熊谷守一、通称モリは、日中は自宅の庭で植物や生き物を観察して過ごし、夜に絵を描くという生活を長年続けていた
画家の家にはいろいろな人が出入りし、画家の妻もそれなりに忙しい毎日を送っている
しかし、そのような穏やかな二人の生活を変えてしまいかねない事態が・・・
風変わりな画家の一日とその妻を淡々と描く不思議な作品である
画家役の山崎努と妻役の樹木希林、二人の老境の演技を堪能するだけでも一見の価値があると言えよう
金ダライのシーンや当時は無かったレジ袋など、気になるところはいくつかあったが
個人的にはそこそこ楽しめた
ただ、好き嫌いがはっきり分かれるタイプの作品だから、興行的には厳しいかな?
近いうちに、熊谷守一美術館に行ってみようと思う