業務にまったく関係ない、映画の感想など趣味に関するブログです(毎週金曜日に更新)。
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金曜シネマ倶楽部(あなたはどっち派)
「コーダ あいのうた」(公開中)
今年のアカデミー作品賞は大方の予想通りだったようだ
というわけで、その受賞作
高校生のルビーは、耳の不自由な両親と兄の4人家族
家族でひとりだけ耳が聴こえるルビーは、小さい頃から家族の「通訳」だった
新学期に合唱のクラスを選択したルビーは、顧問の先生に才能を見いだされ、都会の音楽大学への進学を勧められる
耳が聴こえるルビーが頼りの両親は彼女が家族と離れて都会へ行くことに反対する
歌いたいという夢を家族に理解してもらいたいルビーだが、彼らはルビーの歌声を聴くことができない・・・
2月18日に紹介した「エール!」のリメイク作品である
オリジナルの「エール!」では農家だった家業が漁師に変更されており、耳が不自由なことによる仕事の困難さと健聴者の娘を頼りにしなければならない切実さが、より際立つ作りとなっている
また、きょうだいが弟から兄に変更されているが、兄の葛藤や責任感が感じられる点は本作の優れているところではないか
しかし、オリジナルとリメイクを見比べた結果、個人的にはオリジナルの「エール!」の方に軍配を上げたい
確かに本作の方が口当たりが良いという感じだが、オリジナルの方がパワーがあったという印象だ
興味があったら、見比べてみて
ところで、受賞作よりもビンタ事件に話題をさらわれた感がある今年のアカデミー賞授賞式
そう言えば、2017年には作品賞の封筒を間違えて誤った作品を発表するということもあったなぁ
来年はどんなハプニングが起こるやら
金曜落首くらぶ(お題は「濫用」)
4回目?5回目?ワクチン依存症
今週のトピック(お題は「スタート」)
転ぶなよピッカピカの一年生
今週のトピック(成年年齢引下げ)
酒たばこギャンブルはダメ18歳
金曜シネマ倶楽部(「007/ドクター・ノオ」が観たくなる1本)
「ゴヤの名画と優しい泥棒」(公開中)
地上波が映らないテレビがで売れているらしい
というわけで、英国の公共放送受信料トラブルが発端のこの作品
舞台は1961年の英国
ロンドンのナショナル・ギャラリーからゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた
高齢者の孤独を救うために公共放送BBCを無料で受信できるように活動していたケンプトン・バントン
経済力はないが心優しい夢想家の彼は、ゴヤの名画の身代金で高齢者の受信料を肩代わりする計画を思いつく
果たして、その結果は・・・
実話に基づく作品だという
前半はケンプトンの奔放で奇想天外な行動に不快感を抱く人もいるかもしれないが
公判は、もとい、後半は彼の行動に共感できるようになるのではないだろうか
実は夫婦の物語というところがこの作品の妙と言えよう
殺伐とした話題が多い昨今、ちょっと優しい気持ちになれるかもしれない映画だ
おすすめ!
ところで、「007/ドクター・ノオ」では「ウエリントン公爵」を盗んだ犯人は別の人物という小ネタが描かれているので要チェック!