これからはスガノミクスと言うのかな?
金曜シネマ倶楽部(原作の小説も読みたくなる1本)
「博士の愛した数式」(2006年)
お盆の季節は「男はつらいよ」シリーズが観たくなる
というわけで、同作で満男を演じた吉岡秀隆とリリーを演じた浅岡ルリ子が共演しているこの映画
シングルマザーの杏子は、家政婦として働いている
ある日、彼女は、なかなか家政婦が長続きしないという家に派遣されることになる
そこは、交通事故の後遺症で記憶が80分しかもたない数学者の「博士」が住む家だった
始めは戸惑った杏子だったが、数学を通じた博士の無垢で誠実な心遣いに触れ、息子とともに博士と心を通わせるようになる・・・
数字の持つ神秘や美しさを通して人と人の交流を描く手法は圧巻である
コロナ感染者に対する不当な中傷や自粛警察など嫌なニュースを耳にすることが多いが、そんなときに観るとホッとすることができる、そんな作品である
おすすめ!
ところで、博士役の寺尾聰も「男はつらいよ 寅次郎と殿様」にチョイ役で出ていたなぁ
「寅次郎と殿様」もシリーズの中では結構お気に入りなんだよね
金曜シネマ倶楽部(この時期には)
「日本のいちばん長い日」(2015年)
今年は第二次世界大戦後75年
というわけで、75年前の8月15日の玉音放送までの顛末を描くこの作品
太平洋戦争の末期、連合国は日本に対してポツダム宣言受諾を要求する
受諾か、それとも本土決戦か
鈴木貫太郎首相は陸軍大臣や海軍大臣ら閣僚と閣議を続けるが議論は平行線のまま
そこへ広島、長崎に相次いで原爆が投下される
ついにこの国は決断する・・・
説明がほとんどなく、観客には不親切な映画と言えよう
ただ、「よく分からない」ということが、当時の国民の状況を表しているのかもしれない
そして、よく分からなければこの映画を機にそれぞれ調べれば良いのだろう
戦争を知らない世代の務めとして
大河ドラマ「麒麟がくる」で怪演を披露した本木雅弘だが、この映画では天皇という難しい役を見事に演じている
鈴木貫太郎首相役の山崎努も良い
猛暑が続いているが、この時期はどのような形であれ先の大戦のことに思いを馳せることが大事なのではないかなと単純に思う
金曜落首くらぶ(お題は「Ya to(野党)」)
Go To をDa to するためBun to へ
金曜落首くらぶ(お題は「陰謀」)
Go To は集団免疫戦略か
金曜落首くらぶ(お題は「放送事故」)
本当にまわし取られたら大変だ
(ぼーっとスポーツニュースで大相撲を見ていたら、フッとそんなことを・・・)(くだらねー!)
金曜落首くらぶ(お題は「無謀」)
実体は Go To 感染キャンペーン
金曜落首くらぶ(お題は「前略 全国旅行業協会会長 殿」)
二階から目薬Go To キャンペーン
金曜落首くらぶ(お題は「急ぎすぎ」)
感染が地方へGo To キャンペーン
金曜シネマ倶楽部(とろろご飯が食べたくなる1本)
「映画 深夜食堂」(2015年)
例のウイルスは新宿の夜の街が危ないらしい
というわけで、新宿の路地裏が舞台のこの作品
「めしや」の営業時間は深夜0時から朝の7時くらいまで
メニューは豚汁定食だけで、あとは頼まれればできるものなら何でも作るよというのがマスターの営業方針
客が来るかというと、それが結構来るらしい・・・
テレビシリーズの映画化なのだが、登場人物の設定も踏襲されているので、先にテレビシリーズを観た方がより楽しめるだろう
と言うより、テレビシリーズは必見である
(前回ご紹介した「映画 鈴木先生」と同じだ!)
とにかく、小林薫演じるマスターが格好良いのだ!
映画版に限らず、テレビシリーズも含めて
人情ものあり、シリアスものあり、コメディありと、どの回も楽しめるのだが
特に個人的にお気に入りなのは
「再び赤いウインナー」
「煮こごり」
「きんぴらごぼう」
あたりかな
ぜひ、おすすめである!
ところで、東京の感染者数が増えている
「めしや」に通う常連客たちは大丈夫かなぁ?