金曜シネマ倶楽部(週末、刑事コロンボ「構想の死角」が観たくなる1本)

「天才作家の妻 40年目の真実」(公開中)


統計を偽っちゃいけないよ、厚労省さん

というわけでこの作品、世間を偽り続けた(?)夫婦の物語


作家として成功しているジョゼフのもとに「今年のノーベル文学賞はあなたに決まりました」という知らせが届く
授賞式のためストックホルムを訪れるジョゼフと妻のジョーン、そして父に劣等感を抱いている若手作家の息子デビット
授賞式の準備が進む中、ジョゼフに対してこれまで以上にいらつく妻ジョーン
実は、二人には世間に知られていない隠し事があったのだ
果たしてその隠し事とは?
そして天才作家の妻として生きてきた妻ジョーンの選択は・・・


映画の発想は面白いのだが、ストーリーは不完全燃焼な感じ
繰り返される老夫婦の諍いのシーンにうんざりする人もいるかもしれない
観客が感情移入するのは、ジョゼフの方か?ジョーンの方か?
「どっちもどっちだな」
というあたりが多数派のような気もする

原題は「The Wife」なのだが、邦題が大袈裟すぎるのも難点だ
(題名で内容を説明しようとし過ぎるんだよねぇ、最近の邦題は)
ともあれ、なんとなく肩すかしにあったような、そんな映画である


えつ?ロシアとの交渉も肩すかしだって?
そだねー

2019年2月8日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita