金曜シネマ倶楽部(今年もよろしく)

「おとなの恋の測り方」(2016年)


テレビドラマの傑作「奥様は魔女」は妻が魔女という設定のドタバタコメディだった

というわけで、こちらは恋人の男性が小柄という設定のコメディ映画

弁護士のディアーヌは、離婚した元夫で共同経営者でもあるブルーノと口論ばかり
そんなある夜、レストランに携帯電話を忘れて帰宅したディアーヌは、携帯電話を拾ったという男性から電話を受ける
アレクサンドルと名乗るその男性の感じの良い話しぶりに、新たな出会いの淡い期待を抱いたディアーヌは、彼と会う約束をする
翌日、約束の場所に現れたアレクサンドルは身長136センチメートルの小柄な男だった
最初は戸惑うディアーヌだったが、次第にアレクサンドルの魅力に惹かれていく
そして・・・

一見するとコメディのようだが、実は人間の差別や偏見の問題を鋭く描く意欲作である
アレクサンドルとの交際を反対するディアーヌの母に対して、連れ合いが言うセリフは秀逸だ
アレクサンドル役は、「アーティスト」(2011年)でアカデミー主演男優賞を受賞したジャンデュジャルダン(実際の身長は182cmだがCG処理で136cmになっているらしい)
ディアーヌ役のヴィルジニーエフィラは、なかなかチャーミングだ
(あれ?チャーミングって死語?)
感染予防でおうちにこもってカウチポテトするにはもってこいの映画である
おすすめ!
あれ?カウチポテトって死語?

2022年1月14日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita