金曜シネマ倶楽部(たまには辛口の映画を)

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」(2016年)


カブールで、米軍がIS組織にドローン攻撃をしたらしい

というわけで、この映画をご紹介

英米は、ナイロビで無人偵察機を使ってテロリストを捕獲する合同軍事作戦を遂行していたが、偶然、自爆テロの決行準備をしている現場を確認する
甚大なテロ被害を未然に防ぐため、無人攻撃機による爆撃に作戦を変更してミサイルの発射準備に入るが、目標近くに一人の少女が現れて路上でパンを売り始める
少女を犠牲にしてでも爆撃してテロを防止すべきと主張する軍人
民間人の巻き添え犠牲を出したくない政治家
実際にミサイルの発射ボタンを押すことになる兵士
結局、彼らがとった行動とは?
そして、その結末は?

戦地から遠く離れた場所で、無人偵察機からの映像を見て、無人攻撃機によって爆撃をするという現代の戦争の実体を如実に描く意欲作である
実際にこのような作戦が世界の各地で行われているのだと思うと、ただただ恐ろしい限りである
先日の米軍のISへの報復攻撃でも、民間人が犠牲になっているという
観終わったあと、いろいろと考えさせられる映画である
体調の良いときに観るべし
そして、いろいろと考えるべし

2021年9月3日 | カテゴリー : 映画 | 投稿者 : morita