「居酒屋ゆうれい」(1994年)
東京都は、23区内の飲食店の営業時間短縮要請を解除するらしい
というわけで、こちらは横浜の居酒屋が舞台のコメディ映画
居酒屋「かずさ屋」の主人の荘太郎は、恋女房のしず子を病気で亡くす
ある日、後添いをもらわないかという話がとんとん拍子に進み、里子と再婚する
しかし、「新しい女と一緒になることはない」という約束を破ったと言って前妻のしず子がゆうれいとなって荘太郎と里子の前に現れる
そして荘太郎と前妻、後妻の不可思議な三角関係が始まる・・・
バクチ好きの常連客、謎の新客、そして訳ありの後妻など怪しげな登場人物の顛末が多分に御都合主義な感は否めないが、そこそこ楽しめる
萩原健一はかなりクセのある役者だが、まるで落語のようなストーリーの本作には見事にマッチしていると言えよう
早く新型コロナウイルスが終息してまたこういう居酒屋で飲みたいものだと痛感すること必至の作品である
ところで、本作が映画デビュー作である西島秀俊が、元刑事の使用人という役を演じる「メゾン・ド・ポリス」というテレビドラマを先日huluで観たのだが、なかなか面白かったので、こちらをおすすめ!