「日本のいちばん長い日」(2015年)
今年は第二次世界大戦後75年
というわけで、75年前の8月15日の玉音放送までの顛末を描くこの作品
太平洋戦争の末期、連合国は日本に対してポツダム宣言受諾を要求する
受諾か、それとも本土決戦か
鈴木貫太郎首相は陸軍大臣や海軍大臣ら閣僚と閣議を続けるが議論は平行線のまま
そこへ広島、長崎に相次いで原爆が投下される
ついにこの国は決断する・・・
説明がほとんどなく、観客には不親切な映画と言えよう
ただ、「よく分からない」ということが、当時の国民の状況を表しているのかもしれない
そして、よく分からなければこの映画を機にそれぞれ調べれば良いのだろう
戦争を知らない世代の務めとして
大河ドラマ「麒麟がくる」で怪演を披露した本木雅弘だが、この映画では天皇という難しい役を見事に演じている
鈴木貫太郎首相役の山崎努も良い
猛暑が続いているが、この時期はどのような形であれ先の大戦のことに思いを馳せることが大事なのではないかなと単純に思う