業務にまったく関係ない、映画の感想など趣味に関するブログです(毎週金曜日に更新)。
ブログ
ブログ一覧
金曜シネマ倶楽部(あの公園は無くなったらしい)
「海よりもまだ深く」(2016年)
うちの事務所から車で10分くらいのところにある清瀬市旭が丘団地
というわけで、そこが舞台のこの映画
小説家の良多は15年前に賞を取ったきり鳴かず飛ばずで、今はしがない探偵稼業
愛想を尽かした妻は子を連れて離婚
養育費の支払いも滞りがちの良多だったが、月に1回の子との面会が何よりも楽しみ
そして嵐の夜に、良多と子と元妻は、良多の母が住む実家の団地で一夜を過ごすことになり・・・
どうしようもないダメ人間だがどこか憎めない良多役を、阿部寛が好演
そしてそのダメな息子を優しく見つめる母役を、樹木希林が見事に演じている
この二人は、同じ是枝裕和監督の映画「歩いても 歩いても」でも親子を演じているが、こちらの方がほっこり感が強い
(と言うか「歩いても 歩いても」の樹木希林はどちらかと言うと怖いのだ)
映画の宣伝文句によると「なりたかった大人になれなかった大人たちへ贈る」ということらしい
切ないながらもちょっとした希望を見つけられるかもしれない、そんな映画である
ところで、同じくうちの事務所の周辺が舞台の小説「平場の月」(朝倉かすみ著)も
切ないんだなぁ、これが!
金曜落書くらぶ(お題は「ストップ!詐欺被害」)
「キャッシュカードを預かります」は詐欺です
「任命責任は私にある」は詐欺です
「名簿は廃棄した」は詐欺です
「景気は緩やかに回復している」は詐欺です
「アベノミク・・・
金曜シネマ倶楽部(しばらくは自宅謹慎ってこと?)
「プリデスティネーション」(2014年)
感染予防対策は不要不急の外出を控えることらしい
というわけで、最近アマゾンプライムで観たこの作品
1970年のニューヨークのバーで、客がバーテンダーに自分の身の上話をする
その客の数奇な生い立ちを聞き終えたバーテンダーは言う
「お前を裏切った奴を復讐するチャンスをやろうか?」
そして物語は驚愕の結末に向かって、時代を超えて動き出す・・・
ジャンルでいうとタイムトラベル映画だが
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のような陽気な娯楽作品ではないので要注意!
いわゆる「どんでん返し」の切れの良さを味わえればそれで良しという感じである
そういうどんでん返し映画が好きな人にはおすすめの1本だ
ところで、タイムトラベルができるのなら感染拡大前の時点に戻ってきちんと対応したいと思う政府関係者は多いのではないか
いやいや、この政権を生み出した選挙の投票日に戻りたいという国民の方が多いか?
金曜シネマ倶楽部(実は彼とは同い年で誕生日も2日違い)
「ドリームハウス」(2011年)
前回、スパイではないダニエルクレイグの作品を取り上げた
というわけで、今回もスパイではない彼主演の作品をご紹介
勤めを辞めたウイルは、郊外に自宅を購入し、執筆活動をすることにした
愛する妻と可愛い二人の娘との楽しい生活
しかし、そこは過去に殺人事件が起きたいわくつきの家だった
家のまわりをうろつく怪しい人影を見つけたウイルは、妻子を守るために過去の事件を調べ始める
そして、驚くべき事実が明らかになる・・・
ネタバレにならないように気をつけて紹介しなければならないのは前回と同じだが
こちらの映画のプロットは難しくはない
だんだんと観たことを後悔するような気持ちになるかもしれないが、とりあえず最後まで観るべし
映画の結末は切ない気持ちになるかもしれないが、ダニエルクレイグは、この映画の妻役の女優と後に結婚したので、そういう意味ではまさに「ドリームハウス」といえよう
(えっ?結婚はドリームなんかじゃないって?)
ところで、ダニエルクレイグが最後のボンドを演じる「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」は4月10日公開らしいが、彼は有終の美を飾れるのだろうか
悪役のラミマレックに、ちょっと不安感・・・
(と、前回とまったく同じことを言って結語)
金曜落首くらぶ(お題は「傍若無人」)
「法律の解釈変更」=「好き勝手」