半月でオンライン飲み3回も
金曜シネマ倶楽部(これぞ映画!)
「ゴッドファーザーPARTⅢ」(1990年)
ステイホームで、連休中にDVDで全3作品を一気に観た「ゴッドファーザー」
(NHK BSプレミアムでも放送していたらしい)
というわけで、シリーズ完結編のこの作品
ファミリーのドンであるマイケルは、バチカンの加護を受けてすべての事業の合法化を画策する
しかし、彼を取り巻く環境はそれを許さなかった
ファミリーを守るための戦いのはずが、逆に家族を失っていくという矛盾
そして、世代交代の訪れと共に、最大の悲劇がマイケルを襲う・・・
第1作が1972年、第2作が1974年の公開なので映画館では観ていないが
この第3作は公開時に映画館で観ることができた
大学生だった当時は
「コッポラ監督は、なぜこんな余計なものをわざわざ作ったのか?」
と思ったものだ
しかし、30年ぶりに観直してみると(しかも3作続けて)
「このシリーズには、やはりPARTⅢが必要だった」
と思わされる
しかし、そういう意見は少数派かもしれない
果たして、あなたはどっち派?
なお、3作続けて観た感想だからね
(およそ9時間かかるから、「そんなことやらない!」が多数派だと思う)
金曜シネマ倶楽部(キルゴア中佐、キレてます)
「地獄の黙示録」(1979年)
外出自粛が要請されている中、各地の海岸には「こんなときにサーフィンかよ!」とあきれるくらいたくさんのサーファーが来ているらしい
というわけで、「こんなところでサーフィンかよ!」とあきれること必至のこの作品
ベトナム戦争下のサイゴンのアメリカ軍上層部に呼び出されたウィラード大尉は、特殊任務を命じられる
それは、軍を脱走してカンボジアのジャングルで王としてふるまっているカーツ大佐の暗殺指令だった
ウィラードはこの秘密任務を果たすため、河川哨戒艇に乗り込み、カーツのいるジャングルを目指す・・・
ワーグナーの「ワルキューレの騎行」が流れる戦闘シーンがあまりにも有名なこの映画
誤解を恐れずに言えば、ストーリーは単純である
評価も賛否両論あり、万人受けする映画ではない
当時の論評に「前半は満点だが、後半は0点」というものがあるらしいが
個人的には、その意見に1票かな
ストーリーはともかく、迫力ある映像であること、それが圧倒的であることは間違いない
一見の価値ありである
ところで、タイトルに「地獄」が付いているけど
チャックノリスは出ていないので悪しからず
(マニアック過ぎる・・・)
金曜落首くらぶ(お題は「パチンコ」)
止まらない感染症と依存症
金曜落首くらぶ(お題は「隗より始めよ」)
国民に言うより前に妻に言え
金曜シネマ倶楽部(007も公開延期か)
「トップガン」(1986年)
新型コロナウイルスの影響で、映画の新作公開が続々延期になっている
というわけで、実に34年ぶりの続編である「トップガン マーヴェリック」の今夏公開も危ぶまれているこの作品
アメリカ海軍のエリートパイロット養成学校「トップガン」
そこに天才的な操縦技術を持つマーヴェリックが配属される
彼は教官との恋や大きな挫折を体験しながら
エースパイロットへと成長していく
トムクルーズを一躍トップスターに押し上げたこの作品
今観ると気恥ずかしくなるくらい瑞々しい「これぞ!青春映画」である
ともすれば不安で気持ちも暗くなりがちなこの時期に
何も考えずにスカッとするにはもってこいの映画である
外出自粛で家でビデオで観るなら、アクション映画とか青春映画だよね!
間違っても「復活の日」とか「アウトブレイク」とか観ちゃダメだからね!
金曜落首くらぶ(お題は「愚策」)
世の中の批判塞げぬ布マスク
ホントに歩く中山道(番外編)
日本橋から京都まで中山道六十九次をホントに歩く街道旅
昨年12月14日の美濃太田駅で中断している上洛戦だが
「年が明けて暖かくなったら再開しよう」
と思っていたところで、今般のウイルス騒動
無観客での実施も検討したが、街道歩きは当面自粛に決定
不要不急の外出自粛要請も出ていることだし
自宅のベランダでキャンプ決行!
上洛戦再開後の稲葉山城攻略戦に備えて
山岡荘八著「織田信長」を読んでおこう

金曜シネマ倶楽部(週末、どら焼きが食べたくなる1本)
「あん」(2015年)
桜の季節である
というわけで、桜の季節から始まるこの映画
アルバイトを募集しているどら焼きの店「どら春」にひとりの老女が「働かせてほしい」とやってくる
店主はまともに相手にしなかったが、その老女から渡されたアンコを食べてその美味しさに驚き、その老女を雇い入れる
彼女が作るアンコのおかげで店には多くの客が来るようになったが
ある日を境に、まったく客が来なくなった
その理由は、つらく悲しいものだった・・・
前回ブログにも登場した樹木希林の遺作である
そして、ともすれば目を背けたくなるような悲しい事実に、ほんの少しだけでも向き合うことができる映画である
樹木希林、市原悦子、そして永瀬正敏の渾身の演技を堪能すべし!
ところで、普通のどら焼きもいいけど
今の季節は、くらづくり本舗の「さくらどら焼き」かな
金曜シネマ倶楽部(あの公園は無くなったらしい)
「海よりもまだ深く」(2016年)
うちの事務所から車で10分くらいのところにある清瀬市旭が丘団地
というわけで、そこが舞台のこの映画
小説家の良多は15年前に賞を取ったきり鳴かず飛ばずで、今はしがない探偵稼業
愛想を尽かした妻は子を連れて離婚
養育費の支払いも滞りがちの良多だったが、月に1回の子との面会が何よりも楽しみ
そして嵐の夜に、良多と子と元妻は、良多の母が住む実家の団地で一夜を過ごすことになり・・・
どうしようもないダメ人間だがどこか憎めない良多役を、阿部寛が好演
そしてそのダメな息子を優しく見つめる母役を、樹木希林が見事に演じている
この二人は、同じ是枝裕和監督の映画「歩いても 歩いても」でも親子を演じているが、こちらの方がほっこり感が強い
(と言うか「歩いても 歩いても」の樹木希林はどちらかと言うと怖いのだ)
映画の宣伝文句によると「なりたかった大人になれなかった大人たちへ贈る」ということらしい
切ないながらもちょっとした希望を見つけられるかもしれない、そんな映画である
ところで、同じくうちの事務所の周辺が舞台の小説「平場の月」(朝倉かすみ著)も
切ないんだなぁ、これが!